4年ぶり通常開催の野外音楽フェスはどうだった? 東北「アラバキロックフェス」潜入リポート

2023年の夏は野外音楽フェスにしたいと考えている人も多いのでは。今回は、4月末に開催されて東北最大規模の音楽ロックフェス「アラバキロックフェス」に参加した際の様子をリポートします。

気持ちの良い大自然の中、好きなアーティストを全力で応援できる

今回の「ARABAKI ROCK FEST. 23」には、ELLEGARDEN、BRAHMAN、マキシマム ザ ホルモン、サンボマスター、10-FEETなど、フェスではおなじみのロックバンドから、BiSH、DISH//、緑黄色社会、Creepy Nutsなどさまざまなジャンルのアーティストが参加。エレファントカシマシ、吉川晃司さんのようなベテランも、さすがの貫禄でステージを盛り上げていました。
さまざまなステージが用意された「ARABAKI ROCK FEST. 23」

中でも異様な盛り上がりを見せたのが、6月29日に東京ドームで解散ライブ『Bye-Bye Show for Never』を開催するBiSHでした。
 

解散前の出場で、今回がラストの「アラバキロックフェス」となるBiSH。2日目の「MICHINOKU」ステージに登場したBiSHを見るために、東北地方を中心とした熱狂的なファンが会場に押しかけ声援を送りました。『オーケストラ』『beautifulさ』など代表曲を披露し、さらに『ジターバグ』ではELLEGARDENの細美武士さんと、BRAHMANのTOSHI-LOWさんが参加するというサプライズな演出も。最後のアラバキを大いに盛り上げました。
 

貴重なステージは、声出しで大盛り上がりのショーを満喫でき、まさに野外音楽フェスの醍醐味(だいごみ)を味わえたアーティストだったと思います。
 

さまざまなアーティストを満喫

また、出演予定だったThe Birthdayについては、ボーカルのチバユウスケさんが病気療養のため出演を断念。「マキシマム ザ ホルモン」「BRAHMAN」など、チバさんと交流のあるバンドがエールを送り、さらにELLEGARDENがThe Birthdayの楽曲『涙がこぼれそう』をカバー。会場が一体となって、チバさんの一日も早い復帰を願いました。

今回、さまざまなアーティストを満喫できた「ARABAKI ROCK FEST. 23」ですが、あらためてフェスにおける楽しみを再確認できました。

大自然の中できれいな空気を吸い、大好きなバンドに声援を送る。仲間や家族、またソロでもその場所にいれば音楽好きな人と触れ合え、新しい発見ができる……。そんな野外音楽フェスの魅力を、今回の「ARABAKI ROCK FEST. 23」でしっかりと再確認できました。
 

>次ページ:2023年、フェスに参加する場合の注意点は?
 

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