新型コロナウイルスが5類感染症に移行され、2023年は国内の各地でさまざまな野外音楽フェスが開催されます。声出しもOKとなり、久しぶりに通常開催を行うフェスがほとんど。参加してみようと考えている音楽ファンも、多いのではないでしょうか?
すでにいくつかのフェスが開催されていますが、今回筆者が注目したのは宮城県・みちのく公園北地区エコキャンプみちのくで4月29、30日に開催された「ARABAKI ROCK FEST.(アラバキロックフェスティバル)23」です。
国内の大型フェスとしては最も早い部類の音楽野外イベントで、当日は多くの人でにぎわいました。2日間にわたってフェスに参加した筆者が、久しぶりに声出し解禁やマスク着用の義務がなくなった現場の様子をリポートします。
アラバキロックフェスティバルとは?
野外音楽フェスといえば、「FUJI ROCK FESTIVAL(略称:フジロック)」や「SUMMER SONIC(サマソニ)」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロッキン)」を思い浮かべる人が多いと思います。アラバキロックフェスティバルは、東北エリア最大規模の野外音楽フェスとして2001年からスタート。東北出身者を含め、さまざまな有名アーティストが参加するイベントとして、全国からファンが集います。
今回の「ARABAKI ROCK FEST. 23」は、4年ぶりの通常開催となりました。新型コロナウイルスの影響で、2020、2021年は中止。2022年は規模を縮小して、3日間の開催でファンを分散させるなど、さまざまな対策を行って開催してきました。
国内各地の野外音楽フェスに先駆けて開催
今回、晴れて「声出し解禁」となった「ARABAKI ROCK FEST. 23」ですが、前述した通り他の野外音楽フェスよりも先駆けての開催となります。今後に続くイベントの指標となることから、音楽関係者の間で注目されていました。
1日目は2万2000人、2日目は2万3000人の計4万5000人が参加。結果としては大きな問題もなく、久しぶりの通常開催は平和なまま幕を閉じました。