世帯年収1300万円、首都圏6500万円の戸建てを購入した30代夫婦の後悔「交通量の多い道路に面していて……」

2017年以降にマイホームを購入した人を対象に、アンケート調査を実施。世帯年収や頭金、住宅ローンの有無、購入時に気が付かず後悔していること、将来の不安などを聞きました。今回は、2022年に神奈川県の戸建てを購入した32歳女性のエピソードを紹介します。

世帯年収1300万円、首都圏6500万円の戸建てを購入した30代夫婦の後悔(画像はイメージ)

分譲マンションか戸建てか、新築か中古か。ローンは、頭金はどれくらいがいいのか。憧れのマイホーム購入、悩みは尽きないですよね。家の中にはこだわったけど、家の周りまで気が回らずに失敗したという人もいるようです。


All About編集部は2022年12月1日~2023年3月28日、2017年以降にマイホームを購入した人を対象にアンケート調査を実施。世帯年収や頭金、住宅ローンの有無、購入時に気が付かず後悔していること、将来の不安などを聞きました。


今回は、2022年に神奈川県の戸建てを購入した32歳女性のエピソードを紹介します。住宅購入を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

回答者のプロフィール

回答者本人:32歳女性、派遣社員(保育士)
家族構成:既婚(子あり)
パートナー:正社員(営業)
世帯年収:1300万円(自分250万円、パートナー1050万円)

 

購入したマイホーム/住宅ローンの情報

購入した物件:神奈川県、戸建て
住宅ローン:変動金利型35年ローン、6500万円(月々14万円)
頭金:1000~1500万円未満

 

世帯年収1300万円、30代夫婦の後悔

後悔について伺うと「家の中はかなり吟味して考えましたが、家の外、立地や外構は二の次になっていました。1番大きくて開放感のあるリビング掃き出し窓が交通量の多い道路に面してしまい、そこに作ったウッドデッキなども使用しているとかなり人目が気になります」と語る女性。


「家の中のことしか考えておらず、この方角の交通量が多いことをあまり気にしていませんでしたが、住んでみるとかなり気になります。特に子どもが女の子なので、家のウッドデッキでプールなどするのもかなり気を遣います。洗濯物も干せず、ウッドデッキは宝の持ち腐れとなっています」と、家の周りの環境を想定しなかったことを後悔しているようです。

 

マイホームや将来に関する不安

将来については「まだ新築なので良いですが、これから先、補修や各仕様のメンテナンスがあれば20年、30年と今後全てを自分たちで手配しないといけないのは不安です。大手で建てたわけではないので、建築した会社が何十年も先にまだ残っているか? アフターフォローは大丈夫なのかな? という心配もあります」と、メンテナンス面に不安を抱いている様子。


「その点はマンションのほうが管理費の積み立てや一斉修繕などもあり安心なのかな? と思います。ローンのことも変動金利にするか固定金利にするかかなり悩み結局変動にしましたが、金利の変動にこの先ヤキモキしながら過ごしていくのはやはり憂鬱(ゆううつ)です」と語ってくれました。


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