K-POPアイドルの活動中断で疑問の声も。韓国芸能事務所のメンタルケアと課題【K-POPゆりこの沼る韓国】

M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったニュースについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。#18のテーマは「K-POP業界とメンタルヘルスの問題」について。

推しアイドルがつらい状況にある時、私たちファンにできることは?

※画像はイメージ
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ゆりこ:ファンができることはただ1つ、自分のメンタルを大事にすることではないでしょうか。無理しない、過剰に反応しない、時には逃避する。これは私の持論です。異論は認めます!

矢野:まずは己の心を整えよと。うーん、分かるんですけれども、なかなか難しくないですか? やっぱりショックなニュースに接すると落ち込みますし、冷静でいられないです。

ゆりこ:もちろん私もそうです。追っていたグループが分裂したり、推しメンバーが脱退したりと、まぁそのたび泣いて凹んでジタバタしてきました。中でもやっぱり、1番好きなアーティストの急死はキツかった(泣)。でも他人の問題は、直接解決してあげられないし、過去も変えられない。だから、せめて“今の自分”だけはどうにか「凪」「快」の状態に持っていこうと心がけています。

矢野:最近「推し疲れ」という言葉も見聞きしますが、楽しむために始めた趣味で、疲弊したり落ち込んだりするのは本末転倒ですしね。つらいニュースや、SNSから一時的に遠ざかるのもアリかもしれません。炎上騒ぎに巻き込まれて疲弊したり、怒りの矛先がアイドル本人やその周囲に向かってしまうケースも見受けられます。

ゆりこ:それは避けたいですよね。いわゆる「推し活」って、喜怒哀楽のジェットコースターに自ら乗り込むことだと思っていますので、感情の急降下も避けられません。だからこそアイドル本人だけではなく、ファン側の「心のセルフケア」も大事だと思っています。このテーマは少し深堀ってみたいので、次回しっかりお話ししたいです。

矢野:#19のテーマが決まりましたね! 僕も一緒に考えてみたいと思います。
 

【ゆるっとトークをお届けしたのは……】
K-POPゆりこ
:韓国芸能&カルチャーについて書いたり喋ったりする「韓国エンタメウォッチャー」。2000年代からK-POPを愛聴するM世代。編集者として働いた後、ソウル生活を経験。

編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやメンズファッション記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)。
 

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