韓国の子どもが将来なりたい職業TOP10とは?

韓国の子どもたちが憧れる職業をランキングで紹介します。定番人気の職業から、コロナ禍で注目されるようになったものまで。どんな職業がランクインしているでしょうか!?

今時の子どもたちの将来の夢は何でしょうか。毎年各国で発表される「子どもが将来なりたい職業ランキング」を見ると、時代と各国のさまざまな事情が反映されているようです。今回は韓国の子どもたちの憧れの職業を紹介します。

※教育部「2020小中高進路教育現状調査結果発表」より。韓国教育部と韓国職業能力開発院が2000年7~10月に、小6、中3、高2、2万3223人を対象にオンライン調査。
 

小学生がなりたい職業ランキングトップ10

1位 運動選手
2位 医者
3位 教師
4位 クリエイター
5位 プロゲーマー
6位 警察官
7位 料理家(調理師)
8位 歌手
9位 漫画家(ウェブトゥーン作家)
10位 パティシエ、パン職人
 

韓国でも日本と同じように、教師、警察官、料理家、パティシエ、パン職人、歌手といった職業がコンスタントに人気があり、必ず上位にランクインしてきました。
 

一方、時代を反映するような新しい職業も。4位のクリエイターとは、YouTuberやBJ(Broadcasting Jockey。放送番組の進行役)、ストリーマー(ライブ形式で映像配信する人)などのこと。プロゲーマーとクリエイターは、毎年順位を変えて登場しています。
 

漫画家も小学生が憧れる職業の1つですが、スマホ時代の子どもたちは、漫画を読むのもスマホ。ウェブトゥーンは彼らにとって身近な存在です。

たとえば日本でも大ヒットした「梨泰院(イテウォン)クラス」もそうですが、最近話題になるドラマの中には、ウェブトゥーン原作ものがたくさんあります。人気の作品は、すぐに外国語に翻訳されるため、グローバルな活躍ができる点も魅力のよう。そういった事情もあり、あえてウェブトゥーンの分野でプロになりたいと考える子どもが多いようです。
 

注目したいのは、2位に医者がランクインしたこと。もちろん医者は常に上位にあがる超人気職業ですが、2019年は第4位でした。2020年に第2位となった背景には、コロナ禍で目の当たりにした医療人の活躍も関係しているようです。
 

中学生がなりたい職業ランキングトップ10

第1位 教師
第2位 医者
第3位 警察官
第4位 軍人
第5位 運動選手
第6位 公務員
第7位 ビューティーデザイナー
第8位 看護師
第9位 コンピューターグラフィックデザイナー/イラストレーター
第10位 料理家

中学生になると、トップ10入りする職業にもかなり変化があり、公務員がランクイン。公務員は韓国でも安定の代名詞であるだけに、どの職種も幅広く人気があります。軍人がランクインするのは韓国ならではですが、警察官のように国民のために働く職業であることや、ピシッと制服に身を固めた姿もかっこよく映るようです。

7位ビューティーデザイナーとは、ヘア・メイクアップなど美容関連のアーティストのこと。最近は芸能人並みに人気があるアーティストがいて、そういった人たちが監修したコスメブランドや製品がヒットすることもあります。

中学生ともなると、美容関連のアイテムやコンテンツに触れる機会が増えてくるため、納得のランクイン。2019年には10位だった看護師が、ランクアップして第8位になっている点も注目です。
 

高校生がなりたい職業ランキングトップ10

第1位 教師
第2位 看護師
第3位 生命・自然科学者、研究員
第4位 軍人
第5位 医者
第6位 警察官
第7位 コンピューターエンジニア/ソフトウェア開発者
第8位  ビューティーデザイナー
第9位 医療・保健関連職
第10位 公務員

教師は毎年1位となる不動の人気職業です。毎年2位、3位は看護師と警察官でしたが、2020年は警察官が6位と順位を下げました。注目したいのは、3位の生命・自然科学者および研究員です。2018年には7位、2019年には6位でしたが、2020年には3位に順位を上げています。

さらに昨年までトップ10になかった医療・保健関連職が9位にランクイン。一方、2019年に8位だった航空機乗務員は2020年にはランクインしませんでした。こういった変化を見ると、コロナ禍の影響が少なからず反映されているようです。


小・中・高生に共通するのは、医者や看護師など、保健・医療の分野の職業に対する関心が高まったこと。また、トップ10にさまざまな職業がランクインするも、調査に参加した小学生の20.1%が、将来なりたい職業は「ない」と答えているのも興味深いところです。

これは、2019年の12.8%と比べると1.5倍増。なりたい職業の調査を開始して以来、最も高い数字だそう。中・高生も同様の傾向があり、中学生は2013年、高校生は2015年以降、最も高いパーセンテージを記録しました。活動が制限されている現在の状況が、子どもたちのこういった回答につながっているのかもしれません。
 

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