アメリカから上陸したプロテインヨーグルト「オイコス」
ダノンの「オイコス」は2010年にアメリカで発売し、その後ヨーロッパやブラジルなどに展開。「スナッキングヨーグルト(間食ヨーグルト)」として男女問わず支持を受けたことから、2015年にアジア初として日本に上陸しました。
商品名の由来はギリシャ語で「家」から。また「昨日の自分を少しでも追い越す」という意味も込められているそう。その名の通り、主にスポーツをする人々に向けて発信しており、「水切りヨーグルト」や「ギリシャヨーグルト」という名前ではなく「プロテインヨーグルト」として打ち出しています。
「オイコス」も「パルテノ」と同様、ギリシャに伝わる水切り製法で作られていますが、「脂肪ゼロ」「たんぱく質10グラム配合」「低GI」「手軽さ」などを特長としています。ちなみにフルーツソース入りのシリーズはたんぱく質10グラム配合ですが、プレーン・砂糖不使用の方はもっと多くのたんぱく質を含みます。170グラム入りは18グラム、113グラム入りは12グラム配合。効率的にたんぱく質を摂取したい人からも好評です。
中身は2層になっており、上部にギリシャヨーグルト、下層にいちごソースが入っています。上のヨーグルトをすくってみると、カッテージチーズのようなホロッとしたテクスチャー。ヨーグルト特有のしっかりした酸味と、濃厚ながらもさっぱりとした味わいが感じられます。
下層のいちごソースは果肉入り。たっぷりと入っており、ヨーグルトと合わせて食べると程よい甘酸っぱさ。すっきりとした後味が楽しめます。
食べ終わって感じたのは満足感の高さ。1カップ113グラムとボリュームが大きいこともあり、しっかりおなかにたまります。脂質を抑えたい人やボディメイクを意識している人におすすめなのも納得です。
アイスランドの国民食が日本上陸、高たんぱく乳製品「イーセイ スキル」
最後にご紹介するのは、日本ルナから2020年に発売開始した「Isey SKYR(イーセイ スキル)」。アイスランドでは1000年以上前のバイキング時代から食べられている国民食です。独自のスキル菌を使い、一般的なヨーグルトを3倍に濃縮。アイスランドのオリジナルレシピに基づいて作られており、アイスランド大使館にも公認されています。
商品ラインアップはプレーンほか、アイスランドでも人気のバニラフレーバーを展開。さらにバニラフレーバーにオレンジソースやマスカットソースを加えたスイーツ仕立てもあります。いずれもたんぱく質は9~12グラムと高配合で、脂肪はほぼゼロ。甘みがあってもカロリーが控えめなので間食にもおすすめです。
フタを開けてみると、中央に淡い緑色のマスカットソースが。ヨーグルトに見える黒い粒はバニラビーンズです。
ヨーグルトはクリームチーズのような硬めのテクスチャーで、ねっとりしていてとても濃厚。舌触りも滑らかで、バニラの香りと合わさってまろやかに溶けていきます。
中央のマスカットソースは、とろりと流れ出る仕立てではなく、プルンとしたゼリー状です。甘く爽やかなマスカットの風味がバニラヨーグルトによく合います。小さなナタデココがたくさん入っているので、コリコリとした食感も。また、こちらも食べ終わった後の満足感がしっかり感じられました。レアチーズケーキのような味わいなので、スイーツを食べたい欲求をしっかりかなえてくれます。
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