韓国大統領もハマる『孤独のグルメ』、絶大な人気の背景に「韓国のおひとり様の外食事情」の影響が!?

皆さんは今日、職場で同僚とランチを食べただろうか? それとも1人でのんびり味わっただろうか? どちらもいいランチタイムの過ごし方だ。だが、韓国の場合、1人で食べるという後者の選択肢はほぼない。日本以上にみんなで食べるのが良しとされる雰囲気がある。1人で食事をする環境も日本とはちょっと違う。今日は韓国のおひとり様の外食文化を見てみよう。

ホンバプの時代

しかし、韓国も変わりつつある。
 

ホンパプ
ホンバプ


2015年頃に「ホンバプ」という言葉を目にするようになったと思ったら、2016年からこの言葉が一気に流行り出した。

ホンバプの“ホン”は「ホンジャ=1人」を、バプは「バプ(パプ)=ごはん」を意味する。要は1人でごはん、の意味で、おひとり様だ。

同じように「ホンスル(1人酒)」なんてのもよく使われるようになった。より気楽に食事をしたい、食費を抑えたいと考える若年層が増えたことから誕生した新語だ。

特にここ数年のおひとり様文化の発展はめざましく、日本のようにカウンター席がある食堂や、パーテーションで区切られた1人用の空間がある店も随分と見かけるようになった。コロナ禍の影響もあるのだろう。今や韓国にだって焼き肉を1人で満喫できるレストランもある。数は少ないけれど。
 
レストランの検索サイトで、 ホンバプとキーワードを打ち込むと、おひとり様対応の店がヒットするようにもなった。店名や検索キーワードにあえてホンバプと入れる店もある。

でもホンバプという言葉がメジャーになったわりには、コンビニ弁当の充実度はイマイチだし、会社員が1人で昼食を食べに同僚たちの輪を抜けるにはまだまだ“ホンバプ派”の立場は弱い。

それに、本当に1人で味わいたいものはなかなかホンバプレストランに登場しなかったり。大好きなあの店のパスタを1人で食べに行くには、大好きなあの店の韓国料理定食を1人で食べに行くには……だめだ。困難しかない。やっぱり一緒に行く誰かが必要!

だから、だ。五郎のように、惹かれるままにどんな食堂にも入り、食べたいものを躊躇(ちゅうちょ)なく注文する。そして、「ほーいいじゃないか。こういうのでいいんだよ。こういうので」と、心の中で呟きながらうっとりと口の中に広がる味にだけ集中する。周りの視線なんかどうでもいい。五郎に憧れる韓国の人は意外と多いのだ。

 


 

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