シリーズ累計35万部突破! 11月29日からはNHK「夜ドラ」での放送もスタートし、ますます反響を呼んでいる、ゆざきさかおみさん原作の『作りたい女と食べたい女』(KADOKAWA)。今回はマンガの2巻に登場する「シュトーレン風パウンドケーキ」を再現! 混ぜるだけの簡単レシピを紹介します。
「おいしそう」なだけじゃない! 女性の共感を呼び話題に
少食だけど料理好きで、いろいろな料理をたくさん作りたい野本ユキ(以下、野本さん)と、誰にも気兼ねせず、本当はたくさん食べたい春日十々子(以下、春日さん)。互いにモヤモヤを抱えている2人の交流を描いた『作りたい女と食べたい女』。
「料理上手な女性はいいお母さんになる」「女性だからごはんの盛り付けは少なめに」……。性別への固定観念を感じるような、周囲の無意識な言動に日頃から傷ついてきた2人。女性同士で理解し合えることも多く、食卓を一緒に囲みながら距離が徐々に縮まっていく様子が何ともほほ笑ましいのです。
「シュトーレン風パウンドケーキ」が登場するのは14話の『いろんな気持ち』(2巻に収録)。あまり感情を表に出さない春日さんから、2人で過ごすクリスマスを楽しみにしている様子のメールを受け取った野本さん。「クリスマス感をもっと楽しめるものはないか」と考えたのが「シュトーレン風パウンドケーキ」です。メールを受け取ったその日の夜に春日さんの元へ届けに行っているので、仕事終わりに急いで作った様子がうかがえます。
そこで今回は溶かしバターを使い、混ぜるだけのレシピで再現! ラム酒漬けのドライフルーツミックスは、製菓材料店などですでに漬け込んだものを手に入れることもできます。
NHKのドラマは料理家のぐっち夫婦が料理監修をしており、公式サイトにさまざまなレシピが掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
『作りたい女と食べたい女』シュトーレン風パウンドケーキの再現レシピ
■材料(215mm×87mm×60mmのパウンドケーキ型分)
・ホットケーキミックス(ふるっておく):200g
・卵(溶いておく):3個分
・無塩バター(溶かしておく):80g
・砂糖:80g
・ドライミックスフルーツ(ラム酒30mLに漬けてひと晩置く):100g
・くるみ(刻んでおく):20g
・シナモン:少々
・ナツメグ:少々
<仕上げ用>
・溶かしバター:10g
・粉糖:10g
<下準備>
・パウンドケーキ型には油(分量外)を塗る、またはクッキングペーパーを敷いておきます。
・オーブンは180℃に温めておきます。
■作り方
1:ボウルによく溶いた卵を入れ、砂糖を入れてさらによく混ぜます。
2:ふるったホットケーキミックスを【1】に入れ、粉っぽさがなくなる程度まで混ぜます。
3:容器を触って温かいと感じる程度(45~50℃)のバターを【2】に流し入れ、生地にツヤが出る程度まで混ぜます。
4:ラム酒漬けのドライフルーツミックス、くるみ、シナモン、ナツメグを入れ、全体になじむ程度まで混ぜます。型に流し入れたら、180℃のオーブンでおよそ35~40分焼きます。焼き上がり後、竹串やつまようじなどを何カ所か刺し、生地が付いてこなければOKです。付いてきたらパウンドケーキの上をアルミホイルで軽く覆うようにして、5~10分程度さらに焼きます。
5:仕上げ用の溶かしバターを表面や縁に塗り、粗熱が取れたら型から外します。 ラップで全体を包み、完全に冷めてから粉糖を振りかけます。できればひと晩ラップで包んだまま冷蔵庫で置くと、切り分けやすくなります。
ラム酒とスパイスがふわっと香る、食べ応えたっぷりのパウンドケーキです。本来のシュトーレンとは異なり、日持ちは4~5日程度。ラップを巻いて冷蔵庫で保存し、食べるごとに切り分けるとパサパサになるのを防げます。野本さんと春日さんのように、ぜひクリスマス前に作って楽しんでみてくださいね!
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