年収350万円、20代女性「産休育休のカバーで働くも、給与が見合わない。転職したいが……」

All About編集部のアンケートで、現在の生活について伺いました。年収350万円。事務職で働く20代独身女性(大阪府在住)が語る暮らしのリアルをご紹介します。

20代独身女性が語る暮らしのリアル(画像はイメージ)

年収350万円。事務職で働く20代独身女性(大阪府在住)が語る暮らしのリアルをご紹介します。

 

「転職したいが、手取りが下がると思うと……」

All About編集部のアンケートで、現在の生活について以下のように語ってくれました。


「片道1時間かかることや、平日は帰宅してから寝ることしかできないほどに疲労し、休日はその回復と平日にできなかった家事で消えてしまう。業務を滞りなくこなすために通院していることや、頭痛の鎮痛剤、疲労対策のサプリ代も考えると、可処分所得はかなり寂しい。電車の遅延でも遅刻は指導が入るため、必要以上に早く家を出る必要がある。また、女性の多い職場のため産休、育休、急な早退などで穴が開くことが多く、そのカバーのために余計に働いているが評価にはつながっていない。時間と労力の犠牲に対して給与が見合っていないと感じる」と、現在の年収に満足できていないとのこと。


「近々部署異動になるが、その部署での仕事内容がまったく不明で、求められる能力も勤務形態も不明。しかし、まだ異動していないうちから時間外の会議に自分の名前が組み込まれていて、異動前から残業が確定であることと、こちらには相談なしで勝手にそういったことを決めてしまう部署の空気感だけが伝わってきて非常に不安。環境によっては転職も視野に入れているが、転職すると今よりも手取りが下がってしまうかもと思うと暗澹たる気分になる」と、転職も考えているが踏み出せない様子。


希望としては「わずかでも順調に収入を上げていき、かつ残業なし、週休2日、祝日休、有休も希望すれば取れる職場環境が理想。また、通勤が負担なのでテレワーク、またはフレックスが可能になってほしい。サテライトオフィスでも可。客商売の会社ではあるが、今(と今後)は裏方の仕事なので、就業時間と体制に柔軟性を持たせてほしい」と、収入だけでなくワークスタイルも改善していきたいとのこと。


節約術も伺ったところ「本や音楽は可能であれば一度サブスクで試してみてから購入するかじっくり検討することにしている。また、サブスクにも解除予定を設けて、だらだらと契約しているだけの状態にはならないように気を付けている。通勤が無駄に遠いことを利用して歩数アプリをスマホに入れて、ちまちまではあるがポイントを稼ぐようにしている」と答えてくれました。


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