手取り9~13万円。既婚子どもなしでパートタイムの事務職として働く40代女性(福井県在住)が語る暮らしのリアルをご紹介します。
「子どもを授かることも、養うことができるのか不安」
All About編集部のアンケートで、現在の生活について以下のように語ってくれました。
「給料が低すぎます。そもそも福井県の最低賃金が低いので仕方ないのですが。現在の会社は福井では大手の商社の子会社のそのまた子会社です。従業員数も少なく小さな小さな会社です。そのため、事務職といっても経理から営業補助、専用システムの初期データ導入作業から日々の伝票入力、力仕事、お客様の受付から相談契約まで仕事内容はさまざまです。その割には合っていない給料だと思うのです。小さな会社なので福利厚生もさほど充実していません」と、手取り額に納得がいかないとのこと。
世帯年収も伺うと「夫200万円、自分150万円」と回答。「給料が少ないため、子どもを授かることも、養うことができるのか不安でできませんでした。住居も義父母同居です。夫婦2人の生活ですし、贅沢もしませんので出費はかなり抑えられていると思います。将来の不安は、現在義父母と同居の持ち家を引き継いだ後のことです。今は家のことに関しては全く関わっておらず、独身時代かのように毎月定額を義母に支払っている状態ですので、税金関連や水道光熱費などの管理と大きな古い家をどうすればよいのだろうかと悩むことになりそうです」と、将来の不安を語ってくれました。
「生活は無駄な贅沢せずつつましく食べて寝ることができているので十分に満足しています。すきま風と虫が入り放題の古い家、暗く狭い台所をリフォームしたいだけです。仕事に関してはこのままおこづかい程度の給料でなにも考えずに働くか、転職するか、本業にできるような副業を見つけてがんばるか、毎日のように考えています。給料は少ないですが、今の仕事今まで頑張ってきたのでできれば続けたいです。そのため、それとは別に副業を見つけたいです」と、現在の暮らしに満足しつつも、副業を見つけたいとのこと。
節約術も伺ったところ「友達を増やさないようにしています。人付き合いが増えると出費も必ず増えます。独身の頃は掛け持ちしていた習い事なども一切しません。田舎なのでおしゃれにも気合いを入れません。数年に一度、高価なカバンや財布を購入します。外食は夫婦で3000円以内で済ませます。そのほかは、家でゆっくり好きなものを観て好きなものを食べていればいいと思います」と答えてくれました。
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