2. 相手選びの技術……どうして年収1000万円なの?
女性が男性に求める理想の年収は「1000万円以上」ということが多いそうですが、そういう女性に対して植草さんは、
「どうして1000万円なの?」
という質問を投げかけます。また、
「男女の年収差がなくなってきている時代なのですから、男性に多くを求めるのは、ズレている」
とも。例えば教育費にお金がかかるから年収1000万円は必要と考える人でも、共働きが当たり前になった今の時代は世帯年収でとらえるほうが現実的。自分の年収が400万円なら年収600万円以上の男性を条件にすれば、ぐっと選択肢は増えます。
「もちろん、お金はあればあるほどいいのですが、1000万円以上を希望することで自分の結婚観が本当に叶うのか、また、1000万円を望む理由や内訳を現実世界に落とし込んでみることで、視野が広がっていくこともあります」。
年収1000万の男性と結婚して専業主婦になり子育てに専念したいか、年収600万円の男性と結婚して家事育児を分担しながら働くか。条件に幅を持たせて優先順位を深堀りしてみると、自分の結婚観がクリアになってきます。年齢や学歴、職業についても同様に、相手に求めるばかりではなく、自分自身の市場価値をいかに高めるかを考える必要がありそうです。
3. コミュニケ―ションの技術……男性は女性をリードすべき?
自分からアタックしてフラれるなんてプライドが許さない、できれば傷つきたくないなどの理由で積極的に行動できない人が多い傾向にある昨今。「デートに誘ってくれない」「連絡をくれない」という女性側の相談は、婚活現場ではよくある話のようですが、
「プライドは捨てて、馬鹿みたいにアタックしなさい」
と、植草さんは指摘します。
「女性の自分から誘うなんて、必死だと思われる。男性にリードしてほしいので、女の私から連絡するのは嫌だ」という感情で連絡したがらないのは厄介な思考回路。本気で結婚したいなら、自分からリードしてデートに誘うこともまた、必要な「技術」だと言います。
理想の相手と出会えない現状を運や偶然のせいにしたり、成婚に至らない理由を相手のせいにしていてはチャンスを引き寄せることはできません。自分自身を分析して結婚観を深堀りし、理想の相手に見合う人間になれるよう努力し行動できる人のみが成功をつかむことができるのです。
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