結婚相手に「年収1000万円」を望むあなたはズレている? カリスマ婚活アドバイザーが語る結婚の「技術」

「結婚したいと思ったとき、結婚できるかどうか、それは相応の『技術』を持っているかである」。1000組以上のカップルを成婚へと導いてきたカリスマ婚活アドバイザーの植草美幸さんに、結婚を手にする極意を聞きました。

2. 相手選びの技術……どうして年収1000万円なの?

女性が男性に求める理想の年収は「1000万円以上」ということが多いそうですが、そういう女性に対して植草さんは、
 

「どうして1000万円なの?」

という質問を投げかけます。また、
 

「男女の年収差がなくなってきている時代なのですから、男性に多くを求めるのは、ズレている」


とも。例えば教育費にお金がかかるから年収1000万円は必要と考える人でも、共働きが当たり前になった今の時代は世帯年収でとらえるほうが現実的。自分の年収が400万円なら年収600万円以上の男性を条件にすれば、ぐっと選択肢は増えます。
 

「もちろん、お金はあればあるほどいいのですが、1000万円以上を希望することで自分の結婚観が本当に叶うのか、また、1000万円を望む理由や内訳を現実世界に落とし込んでみることで、視野が広がっていくこともあります」。


年収1000万の男性と結婚して専業主婦になり子育てに専念したいか、年収600万円の男性と結婚して家事育児を分担しながら働くか。条件に幅を持たせて優先順位を深堀りしてみると、自分の結婚観がクリアになってきます。年齢や学歴、職業についても同様に、相手に求めるばかりではなく、自分自身の市場価値をいかに高めるかを考える必要がありそうです。
 

 

3. コミュニケ―ションの技術……男性は女性をリードすべき?

自分からアタックしてフラれるなんてプライドが許さない、できれば傷つきたくないなどの理由で積極的に行動できない人が多い傾向にある昨今。「デートに誘ってくれない」「連絡をくれない」という女性側の相談は、婚活現場ではよくある話のようですが、
 

「プライドは捨てて、馬鹿みたいにアタックしなさい」

と、植草さんは指摘します。
 

「女性の自分から誘うなんて、必死だと思われる。男性にリードしてほしいので、女の私から連絡するのは嫌だ」という感情で連絡したがらないのは厄介な思考回路。本気で結婚したいなら、自分からリードしてデートに誘うこともまた、必要な「技術」だと言います。


理想の相手と出会えない現状を運や偶然のせいにしたり、成婚に至らない理由を相手のせいにしていてはチャンスを引き寄せることはできません。自分自身を分析して結婚観を深堀りし、理想の相手に見合う人間になれるよう努力し行動できる人のみが成功をつかむことができるのです。

結婚の技術』(中央公論新社)


【おすすめ記事】
結婚相手に「年収600万以上」は高望み? 玉のこし婚を諦めた女性のリアル 
“婚活バナ”を女友達にするのはNG? 人間関係を破綻しうる噂話の悲劇
たった3割。それでも「絶対に専業主婦になりたい」と願う港区女子の奮闘
40代婚活、親の介護が重なって……「早く結婚すればよかったという後悔でいっぱい」
「なんかいいよね」男性の心をつかむ女性の「3つの言動」って?モテテクを伝授

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    カーブの謎、駅ナンバリング逆転…「新京成」改め「京成松戸線」に隠された10の意外な見どころ

  • どうする学校?どうなの保護者?

    みんな他人ごと? 「PTA総会」考えなしで提出した「委任状」が生んだ思わぬ悲劇とは

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2025年大注目の「日本のアニメ映画12選」を全力紹介してみた!『たべっ子どうぶつ』をまずは見てほしい

  • 世界を知れば日本が見える

    なぜクルド人は「叩かれる」のか。日本の難民制度を「悪用」していると見られてしまうワケ