橋本愛さん扮する謎の家庭教師が家族の絆を揺さぶるドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)。8月31日に放送された第7話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第7話のおさらい
トラコ(橋本愛)と連絡が取れなくなったと、里美(鈴木保奈美)のアパートに集まった真希(美村里江)と智代(板谷由夏)。今まで無断で休んだことはなく、体を壊したのではないかと心配するも、どこに住んでいるのか、家族はいるのかなど、母親たちはトラコのことを何も知らないことに気付きます。
その頃、福多(中村蒼)のマンションでは、真希たちからの電話を無視するトラコが、次のステップに進むため「そろそろ例のことを伝えて」と福多に指示。トラコがやろうとしていることが「あまりにも過激だから」と気が進まない福多は、5年前のトラコとの再会を思い出します。
当時、財務省に勤めていた福多は偶然トラコに再会。「年収600万円と300万円の人はどちらが幸せか?」と質問された福多は、当然600万円だろうと回答し、トラコに舌打ちをされます。折しも国家予算を請け負う立場にありながら、政治家や上役の機嫌取りに追われる日々に疑問を感じ始めていた福多。追っ手から逃げたり腹を刺されたりと危険な日々を過ごすトラコが、なぜ家庭教師をしているのか、その真の目的に次第に興味を持っていきます。
12歳で里親に引き取られ何不自由なく生きてきた福多に対し、世の不条理を山ほど見てきたトラコは、「お金が正しく使われる世界を作る。これ以上自分のような思いをする人を増やしたくない。そのためには何だってやる」と固く決意。家庭教師なら様々な職業の人物とコネクションができやすく、力を持てば本当に困っている人を助けられると考えたのです。「そんなの無理だ。ありえない」と馬鹿にする福多に、大嫌いな言葉だと返すトラコ。
トラコの教え子が自らの考えで答えを出す姿にハッとした福多は財務省を辞め、トラコの夢を叶えるために協力すると決心。ネットカフェで暮らすトラコを里親から与えられた自宅マンションに呼びよせ、秘書としてサポートすることに。トラコの情熱に心を打たれた結果の行動でしたが、その裏には、自分が里親に引き取られるためにトラコの自転車に細工をしてわざと怪我をさせたという後ろめたさもあり――。トラコに頭が上がらない福多は、気が進まないながらも指示どおり「家庭教師を辞める」と里美、真希、智代に通達するのでした。
トラコの過去と壮大な野望が明らかに
福多とトラコの児童養護施設時代、そして5年前に再会した過去のエピソードが明かされた第7話。5年前の再会時期には、現在トラコが家庭教師をしている3家庭との接点もあり、Twitterでは「そんな過去があったのか」「そういう事だったのね」「母親たちとすでに過去に会ってたのエモい」など驚きの声が上がっています。
また、国家が正しいお金の使い方をしていないとトラコが糾弾し、世界を変えると語るシーンには、「世界を変えるか…金と弱みと信頼を集めて総理大臣を目指すなら話は分かるw」「急に説教臭くなった。財務省の予算配分にケチ付けるのは良いけど、緊縮を非難してる一方で防衛費無くせとかの件含め内外情勢の認識が甘い。でも遊川氏の理想論に最後は没入してしまった」「日本の政治屋に聞かせてやりたい」「実際の日本の問題にずけずけ言う脚本がさすが遊川さん。ただトラコの言葉を本当に聞いてほしい人間はこの時間に家でテレビなんて観てないんだろうな」などさまざまな声が飛び交っています。
9月7日放送の第8話では、トラコから家庭教師に戻るための条件を出された母親たちが奮闘。それぞれの家庭で一つ目をクリアすると、トラコは「3人合わせて10億円の授業料を払うこと」を条件として出します。呆然とする母親たちに、トラコが提示した方法とは――? トラコの壮大な目的のために、3人の母親たちはどう動かされるのでしょうか。破天荒で過激なトラコの“指導”から目が離せません。
『家庭教師のトラコ』第8話 9月7日放送予告
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