「野菜」と「果物」は何が違う? 「違いの分かる人」になれる野菜の豆知識

8月31日は野菜の日! 野菜と果物の違い、緑黄色野菜の反対語など、「違いの分かる人」になれる野菜の豆知識をご紹介します!

8月31日は野菜の日! 日付が「8(や)3(さ)1(い)」と読めることから制定されました。


今回は野菜と果物の違いなど、「違いの分かる人」になれる野菜の豆知識をご紹介します!
 

画像出典:いらすとや

 

「野菜」と「果物」の違い

夏の風物詩であるスイカは「野菜か果物か」の議論になる代表ですが、野菜と果物の違いは何なのか、ご存じでしょうか。


農林水産省の定義によると、苗を植えて1年で収穫する草本植物は「野菜」、目安として2年以上栽培する草本植物及び木本植物であり、果実を食用とするものを「果樹」とされています。


そのため、一般的には果物とみなされるメロンやスイカ、イチゴなどは野菜として、逆に栗や梅などは果樹として取り扱っています。


ただし、消費者は果物として捉えていることもあり、生産出荷統計上では上記のスイカなどは「果実的野菜」としてさらに分類されています。

 

「緑黄色野菜」の反対語は?

ほうれん草やニンジンなどを「緑黄色野菜」と呼ぶのはよく聞きますが、その反対、緑黄色野菜以外の野菜のことを何と呼ぶかご存じでしょうか。


正解は、淡色野菜。玉ねぎや蓮根などがこれに分類されます。


なお、緑黄色野菜か淡色野菜かの区別は、野菜の色の濃さではありません。キャベツやレタスも緑色ですが、どちらも淡色野菜の仲間です。


厚生労働省の基準では、原則として可食部100g当たりカロチン含量が600μg以上、あるいはそれ以下でも一度に食べる量が多いもの(トマトやピーマンなど)を緑黄色野菜、それ以外を淡色野菜としています。


緑黄色野菜にはカロテン類だけではなく、ビタミンCやビタミンK・葉酸・ミネラルなど栄養価が高いのが特徴。


とはいえ、淡色野菜もビタミンCや食物繊維などを含んでいてヘルシーなことには変わりません。バランスよく食べましょう。

 

サラダ記念日が7月6日である理由

野菜の日と聞いて、「サラダ記念日」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。


サラダ記念日とは、1987年に発売された、歌人・俵万智さんの第1歌集。出版されるや280万部のベストセラーとなり、表題作である『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』が一躍有名になりました。


ところで、野菜の日は8月31日ですが、サラダ記念日はなぜ7月6日だったのか?


俵万智さんによると、サラダと7月(しちがつ)で頭韻として、またなんでもない日が記念日になるということを表現するため、恋愛のイメージが強い七夕の1日前である7月6日をあえて選んだそうです。


初夏はサラダがおいしい季節でもあるので、みずみずしい食卓の情景も浮かぶ、いい設定ですね。


サラダも調理もおいしい野菜。この機会に、お好きな野菜を食べてみてはいかがでしょうか。


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