火を使わず揚げ物もグリルもOK!「COSORIノンフライヤー」で5つの料理を作ってみた【家電レビュー】

近年人気の調理家電「ノンフライヤー」。アメリカ・日本のAmazonでノンフライヤー部門売上1位に輝いた「COSORI(コソリ)ノンフライヤー」をレビュー! 唐揚げ、塩鮭、マフィンなど5種類の料理を実際に作ってみると、手軽さと機能性の高さを実感しました!

少ない油でヘルシーに料理が作れると近年人気の調理家電「ノンフライヤー」。今回、アメリカ発の家電メーカー「VeSync(ウィーシンク)」のブランド「COSORI(コソリ)ノンフライヤー」を使ってみて、実際に5種類の料理を作り、その使い心地を確認します!
 

アメリカと日本のAmazonで一番売れているノンフライヤー

「COSORIノンフライヤー」を販売する「VeSync」は、2011年にアメリカで創業した家電メーカー。ヨーロッパやカナダ、中国や東南アジアにも展開、2019年には日本にも進出しています。
 

「COSORI PRO LE 4.7L ノンフライヤー」が自宅に到着!(以下、写真はすべて筆者撮影)

 空気清浄機や加湿器、電気ケトルなどを手掛ける中で、とくに人気が高いのがこちらのノンフライヤー。世界9ヵ国のEC市場で売上1位に輝き、さらにアメリカと日本のAmazonのノンフライヤー部門でもベストセラーを獲得しているそうなんです。
 
寸法は27.2×27.5×30.3cm、重量は4.54kg。強化ガラスタッチパネルの表面は注意書き入りの保護シールで覆われています。

今回使うのは、2022年1月から発売されている「COSORI PRO LE 4.7L ノンフライヤー」。すでに発売されている3.5Lよりも大容量で、最大温度や到達時間、軽量化、デザイン性などのスペックもグッと上がっています。
 
開封すると、ノンフライヤー本体のほか、焦げ付き防止用のプレートと、取り扱い説明書やレシピブックが入っていました。
 

バスケットは手前のボタンを押しながら引き出せます。かなり広いですね! 4.7Lはおよそ3~5人前の容量に相当するとか。30~50代のファミリー層によく売れている、という理由もよく分かります。
 

調理する際は、バスケット内にプレートを敷いて使用します。
 
保護シールを外し、電源を入れてみました。温度範囲は75~230℃までと幅広い!

エアフライヤー上部のタッチパネルには、温度や時間を調節する「+」「-」と、「予熱」「保温」などのボタンがあり、感覚的に操作できるようになっています。「シェイク」は調理中の食材を混ぜたり、裏返したりするタイミングをお知らせしてくれる機能。

さらに「鶏肉」「ポテト」「冷凍食品」など、押すと最適な温度と時間が表示されるプリセット機能もあります。
 


付属のレシピブックには、揚げ物や焼き物、パンやスイーツなど30種類のメニューが掲載されています。グリルやオーブンとしても使えるのがいいですね。では、さっそく使ってみましょう!
 

冷凍ポテトで「フライドポテト」を作ってみた!


ノンフライヤーでやってみたかったのが、冷凍食品の調理。添付のレシピブックには食材ごとに調理温度や時間などプリセットの情報が細かく記載されています。
 

今回の4.7Lエアフライヤーの場合、冷凍ポテトフライなら454gまで一度に調理可能。しかも油は大さじ1程度を和えるだけ。バスケット内を効率よく熱が回るため、油で揚げるよりも油の量を最大85%減らすことができるそう。
 

195℃、15分で調理します。予熱完了までは3分程度、早いですね!

ポテトの場合、加熱ムラを防ぐために「シェイク」のお知らせが鳴ったら開けてバスケットを揺らす必要がありますが、それまではほったらかしでOK。油で揚げる時と違い、その場から離れても良いのが助かります。
 

ノンフライヤーの背面はこんな感じ。調理中はこの部分から温風が出ますが、オーブンを使った時よりも熱さは感じません。しかも音が静か! 55db相当とのことで、個人的な体感としては扇風機の中程度に思えました。
 

終了の音が鳴ったので開けてみると……、こんがり良い焼き色が付いています!
 


油で揚げた時のこってりとした印象はなく、サクサクッと軽い食感。ヘルシーに仕上がっているのがよく分かります。これならたくさん食べてもあまり罪悪感を持たずに済みそうです!
 

白身魚フライを作ってみた!


冷凍食品でも、白身魚のフライではどうでしょうか? 本来なら、食材に直接噴射するオイルスプレーが別途必要なのですが、我が家に無かったのでフライの表面に油を塗って調理してみます。
 

プリセットに従い、180℃8分でセット。途中で一度「シェイク」機能でひっくり返し、完成したのがこちら。ところどころに焼き色が付き、パン粉はパリッとした仕上がりです。
 


フライドポテトと同様、軽い食感! 白身魚にもふっくらと火が通っていておいしいのですが、表面のパン粉は多少パサついていますね。これは油をきちんと塗れていなかったことが要因かも。オイルスプレーで全体をしっかり覆えると、もっとうまくできるのではと感じました。
 

鶏の唐揚げを作ってみた!


続いては、揚げ物の定番である鶏の唐揚げに挑戦! レシピブックに掲載されている作り方で試してみました。白身フライと同様に、鶏肉の表面に油を塗って並べています。
 
195℃で予熱後、「鶏肉」のプリセットから14分に調節してスタート!
 

フライドポテトやフライと違い、今回は食材の「シェイク」は不要。終了音が鳴るまで、完全にノンフライヤーにおまかせです。調理中は片付けや洗い物がはかどりました!
 

取り出した後のバスケットには、鶏の脂がこんなに! しっかりカットできています。
 


見るからにカリッとおいしそうな唐揚げが完成! 中までしっかり火が通っており、ジューシー感もありました。


>(次のページ)焼き料理&お菓子作りも簡単!? 「塩鮭」や「マフィン」も焼いてみた


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