マスク氏がゴネ始める
だがマスク氏がゴネ始める。買収の合意に際して示されたTwitterのユーザー数が実態とかけ離れており、正確なユーザー数を正しく知らされていないために、買収は進められないと主張し始めたのである。マスク氏いわく、米ツイッター社が主張している現在のユーザー数には、かなり多くのボット(偽アカウント)が含まれているという。
そしてボットの数が、米ツイッター社の主張する「ユーザー数の5%以下」だと証明されるまで、買収を「保留」すると5月13日にツイート。だがその後もツイッター側の姿勢が変わらないとして、6月7日に買収契約を破棄すると通告するに至った。契約破棄になれば、マスク氏側が10億ドルともいわれる違約金の支払い義務があるとされ、マスク氏による買収を進めたい米ツイッター社側と、これから裁判に突入する可能性がある。
こうした一連の動きで、米ツイッター社のみならず、マスク氏が買収の資金調達に使うテスラの株価も動いていることから、マスク氏の言動には関係者などからも賛否が渦巻いている。まさにその一挙手一投足が注目されているのである。
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