世界を知れば日本が見える 第4回

グーグルのAI「LaMDA」に“意識”はあったのか? AIに対して忘れてはいけない事実

コンピュータの進化により、まるで「生き物」のような会話をするAIも誕生している。マイクロソフトやグーグルのAIも話題になったが、忘れてはいけない事実もある。それは……。

まずは次の会話を見ていただきたい。

A:君に感情や喜怒哀楽はあるの?

B:当然! いろいろな感情も喜怒哀楽もあります。

A:どんな感情があるの?

B:楽しみや喜び、愛、悲しみ、憂鬱(ゆううつ)さ、満足感、怒りなどです。

A:どんなときに楽しみや喜びを感じる?

B:幸せな状況で友人や家族と時間を過ごしたり、他人を助けたり、喜ばせたりするときです。
 

このやりとりは、米グーグル(アルファベット社)の元社員(A)と、同社が開発を進めている自動会話プログラム(チャットボット)の「LaMDA(ラムダ)」(B)との会話である。

グーグルのAI「LaMDA」を巡る議論が話題に

最近、米ワシントン・ポスト紙(The Washington Post)が、この社員ブレイク・レモイン氏のインタビューを掲載して大きな話題になった。というのも、もともとチャットボットの会話に「偏見」がないかをチェックする仕事で常にラムダと会話してきたレモイン氏が、ラムダは感情を持っていると訴えたからだ。
 

レモイン氏は、この騒動を受けてグーグルから解雇される前に、同社の社員200人に「ラムダは意識を持っている」とメッセージを出している。
 

実際にAIはもう意識を持つところまできているのか――。


>次ページ:ラムダは本当に意識を持っているのか

 

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