静かに注目を浴びる「だしバター」って何? ありそうでなかったアイテムに目からウロコ!

最近たまに目にする「だしバター」なるもの。大手食品メーカーがレシピを推奨したり、「だしバター」そのものの商品が発売されたりと、静かに注目を浴びています。そんな「だしバター」のこだわりの商品を取り寄せ、実食してみました。

「だしバター」とは?

各食品メーカーが、自社の出汁調味料と併せた「出汁とバター」のレシピを推奨したり、出汁とバターを合わせた商品が登場したりと、静かに注目を浴び始めている「だしバター」。
 

しかし、濃厚なコクと風合いが印象的な「バター」に出汁を加えたところで、著しい味の変化があるのかどうか……。実際に使ってみないと、なかなか想像ができず、今一つピンとこないのも正直なところです。
 

そこで今回は、東京・三軒茶屋にある出汁専門店「雅結寿(みやびゆいのじゅ)」がリリースした「Dashiバター」を4種取り寄せました。果たして、どんな味わいを楽しめるのでしょうか。試食して分かった特徴や、同店に聞いたこだわりポイントなどを紹介します。
 

いずれも想像以上に「出汁感」を前面に感じる「だしバター」だった!

dashi_02
今回取り寄せた「Dashiバター」4種

今回取り寄せた「Dashiバター」は以下の4つです。
 

・Dashiバター かつお醤油
・Dashiバター ラムレーズン・クランベリー
・Dashiバター 黒豆酒粕
・Dashiバター 梅塩昆布

 

販売元の「雅結寿(みやびゆいのじゅ)」はもともと出汁専門店で、いずれの商品にも化学調味料、食品添加物、酵母エキス等は一切使用していません。自然由来の味を大切に「飲む出汁」「お料理出汁」「出汁ナッツ」など、あらゆる「出汁」商品を開発しています。
 

こだわりのお店なだけに、これら「Dashiバター」でも強い出汁感を楽しませてくれるだろうと、期待が高まります。まずは、4種の「Dashiバター」をそのままいただくことにしました。
 

dashi_03
「Dashiバター」4種をそれぞれ切り出しました

まずは「Dashiバター かつお醤油」から。口当たりこそ一般的なバターのそれと似た印象を受けつつも、味はかつおの出汁感、醤油の風味が口の中に広がり、濃厚な味わいを楽しめます。
 

同社によると、醤油と砂糖でシンプルに炊き上げた鰹でんぶと醤油麹をブレンド。さらに、アクセントとして唐辛子、山椒、ごまといった「和のスパイス」を混ぜ合わせた渾身の1品です。
 

続いて「Dashiバター ラムレーズン・クランベリー」をいただきます。ザクザクとした食感が楽しい1品で、バター、ラムレーズン、クランベリーの融合により、奥ゆかしい甘さを感じられます。これまでに口にしたことがない味わいです。トーストなどに塗っていただけば、かなり贅沢な味を楽しめそうです。
 

「Dashiバター 黒豆酒粕」は黒豆がゴロッと入っただしバターで、こちらもまず食感が楽しいです。酒粕が入っていますが、酒粕特有の味のクセをバターがまろやかに包んでくれているよう。
 

ちなみに「Dashiバター ラムレーズン・クランベリー」「Dashiバター 黒豆酒粕」の2品は、「ホテルオークラ」の「オーキッドバー」からの要望で「おつまみ用」として開発したものとのこと。これらのことからも、お酒のおつまみにもピッタリ合いそうです。
 

最後に「Dashiバター 梅塩昆布バター」をいただきます。実は梅が苦手な筆者ですが、梅のクセを感じない味わいである一方、どこか香ばしいような、クセになる味。一度食べたら忘れられなくなるような印象を受けました。ご飯、パンはもちろん、おかずなどの調理品と合わせていただくのも良いのでは?と思いました。
 

パンに塗ってトーストするだけで、贅沢な酒のつまみが完成!

「Dashiバター」の4種、想像以上に上品な味でありながら、各種ごとに異なる出汁の個性を強く感じました。これは結構ヤミツキになりそうです。
 

次にそれぞれの「Dashiバター」を切り出したバケットに塗り、トーストにしましたが、生で口にした味が、それぞれさらに際立った印象でこれがまた美味!

dashi_04
「Dashiバター」4種をそれぞれ切り出したバケットに塗り、トーストしてみました

ごく普通のバケットが「Dashiバター」を塗ったことで贅沢な味となり、これまたオシャレかつ個性的な味わいを楽しめます。最近流行りの「パン飲み」などのシーンでもかなり重宝されそうです。
 

配合比率を変えるなどの試行錯誤を行い完成

dashi_05
想像以上の味を楽しめる「Dashiバター」

いやはや、想像以上においしい「Dashiバター」でしたが、最近静かに注目を浴びている「だしバター」商品、または「だしバター」レシピ全てに当てはまるかどうかは分かりません。出汁にこだわり抜いた「雅結寿(みやびゆいのじゅ)」の商品だからこそ、これだけ個性的で、出汁感を感じるバターに仕上がっているのかもしれません。
 

「Dashiバター」4種全てに通ずる開発に際しての思い、製造のこだわりについて、「Dashiバター」担当者にも聞いてみました。
 

「雅結寿(みやびゆいのじゅ)」担当者:「新鮮なバターに日本の素材を合わせたらきっとおいしくなるはず」。そんな思いから始めた開発でした。各素材はシンプルですが、1つ1つの素材を全国各地より厳選して使用し、配合比率を何度も変え、試作をして完成させました。
 

いずれの「Dashiバター」も和風トーストにしたり、ご飯のお共にしたり、茹でたてのうどんに絡めていただくのもオススメです。手間暇かけた、濃厚かつ口溶けの良い真っ白なバターと厳選した日本の素材の融合をぜひお楽しみください。

dashi_06
「だしバター」の味わいは、想像以上に楽しいものでした

冒頭でも触れた通り、当初は「出汁を加えたところで、著しい味の変化があるのかどうか」と思っていた筆者でしたが、「雅結寿(みやびゆいのじゅ)」の「Dashiバター」のそれぞれの味わいと個性は、想像以上に強いもので、かなりおいしくいただきました。
 

静かに注目を浴びる「だしバター」。本商品を多くの人が口にすれば、爆発的なブームになる予感さえしました。ぜひ一度食べてみてください。感動の味に出会えるはずですよ!



【おすすめ記事】
最近よく耳にする「カタカナスシ」とは? 先駆けとなった銀座のお店にコンセプトを聞いた
なぜ「十勝のむヨーグルト」はいろんな味の商品を出せるの? 開発のヒミツを聞いてみた
からあげチェーン「からやま」で売れている人気メニューTOP3は? 運営会社に聞いてみた!
60年前「さつま揚げのオバケ」と言われたハンバーグは今どうなった? 「マルシンハンバーグ」の歴史を振り返る
「ガスト」の味が変わった? 30周年の「ハンバーグ大改革」でどのくらい美味しくなったのか聞いてみた


 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 「港区女子」というビジネスキャリア

    港区女子は、なぜここまで嫌われる? 自活する女性から「おごられ」「パパ活」の代名詞になった変遷

  • ヒナタカの雑食系映画論

    草なぎ剛主演映画『碁盤斬り』が最高傑作になった7つの理由。『孤狼の血』白石和彌監督との好相性

  • 世界を知れば日本が見える

    もはや「素晴らしいニッポン」は建前か。インバウンド急拡大の今、外国人に聞いた「日本の嫌いなところ」

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応