「ガスト」の味が変わった? 30周年の「ハンバーグ大改革」でどのくらい美味しくなったのか聞いてみた

「ガスト」が2022年で30周年を迎え、さまざまなメニューの味のリニューアルをしました。多くの店舗を持つチェーンがどのように変わったのか、大改革に踏み切った「ガスト」の思いを聞きました。

30周年を機に味をリニューアルしたガスト


1323店(※2022年5月末時点)を展開するファミリーレストランチェーン「ガスト」。1992年に東京・小平で1号店をオープンし、2022年で30周年を迎えました。洋食を中心に多彩なメニューを展開し、おいしく、そしてお値打ち感もあるレストランとしてよく知られていますが、主力商品のハンバーグはもちろん、さまざまなメニューの味をリニューアルしたそうです。
 

しかし、これだけ多くの店舗を持つチェーンが味のリニューアルをするのは、かなり大変なことであり、絶対的な勝算や自信がなければできないことではないでしょうか。中身はどのように変わったか、大改革に踏み切った「ガスト」の思いを担当者に聞いてみました。
 

「これ以上の改良は考えらないかも?」の「ガスト」の大改革の主だった3点

今回の「ガスト」のリニューアルは主に以下の3点です。
 

1. 定番のハンバーグステーキがおいしくボリュームアップ
肉質や配合比率の改良を重ねた新製法へ変更、うま味たっぷり、ふっくらジューシーに。ボリュームもアップし、ハンバーグメニューも9種から15種へバリエーションアップ
 

2. 600~700円台メニューのラインナップを大幅に拡充
三元豚のロースを使用した手仕込みの「とんかつ」、3種の鶏肉メニューを楽しめる「鶏トリオ」、グリル野菜たっぷりのスパゲティなど、600~700円台のメニューの品ぞろえを大幅に拡充
 

3. セットメニューが充実。季節のスープ・ミニ丼・ミニデザートが新登場
単品でも、お好きなメニューとでも合わせられるよう、新登場のセットメニューもラインナップを充実させ、食事のバランス・満足度の双方をアップ
 

このうち、主力商品であるハンバーグのリニューアルはかなり気になります。最新のハンバーグメニュー3種を実際にいただいてみることにしました。
 

ハンバーグのうま味はアップしつつ、さまざまなメニューに合う細やかな味の設計もあった

まずは定番の「ハンバーグステーキ」544円(税別)から。シンプルなハンバーグのセットだからこそ、従来の味との違いを感じることができそうです。
 
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「ハンバーグステーキ」544円(税別)
 
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ジューシーさが増し、肉感たっぷりの味わいに!


口に含んだ瞬間、従来の「ハンバーグステーキ」よりもジューシーさが増した印象で、肉のうま味を十分感じることができます。この味にして544円(税別)というコストパフォーマンスも魅力で、値段以上の価値がさらに上がったように思いました。
 

この味は、アレンジメニューにも反映されています。次に「大葉おろし和風ハンバーグ」726円(税別)をいただきました。
 

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「大葉おろし和風ハンバーグ」726円(税別)
 
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ジューシーなハンバーグをさっぱりいただけるメニューです


リニューアルによってジューシーさが増したハンバーグを、さっぱりといただけるメニューで、大葉、大根おろし、ナス、シメジ、ネギといった副菜との味のバランスが最高。大人にピッタリな和風メニューのように思いました。
 

ハンバーグのジューシーさ、野菜との相性が良いこともよく分かりましたが、野菜を使ったメニューは他にもあります。続いて「カポナータ風ハンバーグ」726円(税別)をいただきます。
 

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「カポナータ風ハンバーグ」726円(税別)
 
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緑黄色野菜やチーズにも、もちろん合います


イタリアンな「カポナータ風ハンバーグ」は、トマトやパプリカといった緑黄色野菜とチーズが添えられたメニューですが、これがまたハンバーグとのバランスが絶妙で美味! ハンバーグのジューシーさ、うま味ばかりに気を取られていましたが、さまざまなメニューに転じても、バランスが崩れないよう、ハンバーグに細やかな設計がなされていることがよく分かりました。
 

「肉を肉で包む」「粗びき×細びき」「サイズアップ」と良いことずくし

3つのハンバーグメニューを実食したところで、リニューアルの中身・細部について「ガスト」担当者に聞いてみました。大きく下記の3点がリニューアルによって実施されたポイントです。

 
・ふっくらジューシー新製法
こだわりの新製法で、よりふっくらとジューシーに
 
・ひき肉2種の配合比が決め手! オリジナルの黄金比を確立
牛肉と豚肉を使用。粗びき×細びきのブレンドで肉感とうま味を実現
 
・大満足サイズにボリュームアップ
新しくなったハンバーグステーキを存分に味わえます

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「肉in肉製法」は、「チーズINハンバーグ製法」を応用したもので、ジューシーさの秘密はここにあったようです
 

リニューアル後のハンバーグは販売数もアップしている!

「ガスト」のハンバーグは従来のものでも十分おいしくいただいていましたが、今回のリニューアルで、さらなるおいしさを感じることができました。このリニューアルに際しての思いを、「ガスト」担当者に聞きました。
 

ガスト担当者:創業30周年を迎えるにあたって、お客さまのお食事のひとときがより楽しく、豊かな時間となるよう、定番のハンバーグをさらにおいしく召し上がっていただきたくリニューアルしました。「おいしくなった」と大変ご好評をいただいており、販売数もリニューアル前に比べて増加しております。

 今後も「味のブラッシュアップ(おいしさの追求)」と「値ごろ感のある価格帯の品ぞろえ」に取り組み、店舗のサービス向上、お客さまにご満足いただける店舗作りを目指していきます。
 

これら「ガスト」のリニューアルの味と豊富なメニューは、老若男女誰でも満足できるものだと感じました。ぜひこの味を食べてみてください。「ガスト」の思いが詰まった感動の味に出会えるはずですよ!


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【関連リンク】
ガスト「ガストのメニュー大改革!」

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