なぜ「十勝のむヨーグルト」はいろんな味の商品を出せるの? 開発のヒミツを聞いてみた

「十勝のむヨーグルト」は、「いちご」「ブルーベリー」「グレープフルーツ」など、複数のフレーバーを展開しています。販売中の5種を試飲しつつ、販売元の日清ヨークに開発への思いや多くのフレーバーを展開する秘密を聞いてみました。

「十勝のむヨーグルト」シリーズ


「飲むヨーグルト」は各メーカーが製造販売していますが、中でも個性を感じるのが、日清ヨークがリリースする「十勝のむヨーグルト」シリーズです。
 

他メーカーの「飲むヨーグルト」製品のうち、特に900ミリリットルや1リットルタイプのものの大半は「プレーン」「糖質オフ」だけの展開であるのに対し、「十勝のむヨーグルト」の場合、これらに加えて「いちご」「ブルーベリー」「グレープフルーツ」といったフレーバーを展開しています。そして、いずれのフレーバーも美味。各味を見事に再現しつつ、肝心の「飲むヨーグルト」のおいしさも損なわないという点が優れています。
 

ちなみに、過去には「みかん」「白桃」「マスカット」も展開していたこともあり、フレーバーにかける強いこだわりを感じるシリーズでもあります。今回は、この「十勝のむヨーグルト」シリーズのうち、販売中の5種を全て試飲しレビュー。合わせて、販売元の日清ヨークの担当者に、「十勝のむヨーグルト」シリーズの歴史、開発への思い、なぜこれだけ多くのフレーバーを展開するのか、その理由を聞いてみました。
 

現行で販売される「十勝のむヨーグルト」5種全てを試飲しレビュー!

まずは2022年6月時点で発売している5つの「十勝のむヨーグルト」を試飲してみます。

・プレーン
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「十勝のむヨーグルト『プレーン』」

「十勝のむヨーグルト」の「プレーン」からいただきます。日清ヨークによれば、長時間丹念に発酵させることで、「滑らかな口当たり」「乳製品のコク」「風味」「おいしさ」を十分に引き出した飲むヨーグルトとのこと。
 
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「十勝のむヨーグルト『プレーン』」を注いだところ


その言葉にうそはなく、ひと口飲むだけで、ほのかな甘味と酸味が口の中に優しく広がっていく印象。くどすぎず、かと言って物足りなくもない、絶妙なバランスの味わいで、これぞまさしく「ザ・飲むヨーグルト」といったオーソドックスな一品です。
 

・いちご

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「十勝のむヨーグルト『いちご』」

次にフレーバー系の「いちご」をいただきます。
 
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「十勝のむヨーグルト『いちご』」を注いだところ


乳製品との親和性の高いフレーバーですが、例えば「いちごミルク」といった製品だと、甘いいちご感ばかりが際立つものも少なくありません。この点、「十勝のむヨーグルト」の「いちご」は、いちごのほのかな甘さを感じつつ、ベースの「飲むヨーグルト感」を損なっておらず、クオリティの高いフレーバーのように思いました。
 

・ブルーベリー

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「十勝のむヨーグルト『ブルーベリー』」

続いて「ブルーベリー」をいただきます。
 
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「十勝のむヨーグルト『ブルーベリー』」を注いだところ


注いだ際のブルーベリーのほのかな紫色が印象的。この色味を前に、いただく前から口の中が「ブルーベリーの味」になるというパブロフの犬状態の筆者でしたが、実際にいただくと、先ほどの「いちご」同様甘すぎず、奥ゆかしいブルーベリーの酸味、甘味を感じました。もちろん、ベースの「飲むヨーグルト感」が生きています。
 

・グレープフルーツ

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「十勝のむヨーグルト『グレープフルーツ』」

3杯目は「グレープフルーツ」をいただきます。
 
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「十勝のむヨーグルト『グレープフルーツ』」を注いだところ


「十勝のむヨーグルト」の中でも特に挑戦的なフレーバーのように感じますが、実際にいただいてみると、これがかなり美味。「飲むヨーグルト」の甘みや酸味と、グレープフルーツの爽やかな酸味が見事に融合し、キリッとした味わいを感じさせてくれます。また、グレープフルーツ特有の苦味は一切なく、良いところだけを「飲むヨーグルト」に反映させた印象。かなり美味しいフレーバーですが、この春限定のようです。
 

・糖質off

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「十勝のむヨーグルト『糖質off』」

最後に「糖質off」をいただきます。「飲むヨーグルト」はもちろん、乳製品の「糖質オフ」商品は、体に良いことは分かりつつも、味の面でどうしても「物足りない」「スカスカする」ような印象を抱くのも正直なところです。
 
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「十勝のむヨーグルト『糖質off』」を注いだところ


この点、少々不安に思いつつ「十勝のむヨーグルト」の「糖質off」をいただきましたが……味わいは、しっかりと「飲むヨーグルト」です。きちんとしたコク・酸味もあり、かなりおいしい1杯を楽しめました。「プレーン」と比較すると、「糖質55%オフ」「カロリー45%オフ」を実現しているのに、これだけの味を表現できている点、すごいとしか言いようがありません。
 

52年前の1970年に誕生した、日本初の「飲むタイプのヨーグルト」がルーツだった!

当初、「十勝のむヨーグルト」の多彩なフレーバー展開が面白いと思い、全種を飲んでみた筆者ですが、そこで分かったことは面白さや楽しさだけでない「飲むヨーグルト」としての味のこだわりと、高い表現力でした。
 

知れば知るほど、「十勝のむヨーグルト」のすごさを感じることになったわけですが、販売元の日清ヨーク・担当者に、その歴史、開発への思いを聞いてみました。
 

日清ヨーク・担当者:弊社は1970年に日本で初めて飲むタイプのヨーグルト「ヨーク」(現「十勝のむヨーグルト」) を開発・発売しました。続いて、おなかの調子を整える特定保健用食品「ピルクル」など、はっ酵乳・乳酸菌飲料の製造販売を中核事業として発展し今日に至っております。
 

 現在の「十勝のむヨーグルト」は、コップ1杯180グラムあたり、乳酸菌NY1301株を400億個含む、腸内環境を改善する機能性表示食品です。長時間丹念に発酵させることにより、滑らかな口当たりや、乳製品のコク、風味、おいしさを引き出した製品です。


――「十勝のむヨーグルト」はなぜこれほどまでにフレーバー展開しているのでしょうか?
 

日清ヨーク・担当者:定番の味の「プレーン」だけでなく、毎日飲んでいただきたいのでさまざまなフルーツ味をラインナップしてそろえています。さらに期間限定フルーツフレーバーを3カ月に1回展開することで、お客さまにとって味に飽きがこず、季節に応じたおいしさをお楽しみいただくきたいと思っています。
 

 フルーツフレーバーの製品化に当たっては、ヨーグルトとフルーツの味のバランス、甘味・酸味、果汁量や種類の検討と、さまざまな組み合わせで試作品を数多く作ります。その中で改良を重ねていき、最終的に発売する製品を確定しています。味のバランスは何かの要素を少し変えるだけで、感じられる味は大きく変わるため、納得がいくまで試作を繰り返しています。


――なるほど、そういう理由だったのですね。それでいて、本来の優位性・個性は守り続けるのも「十勝のむヨーグルト」のように思います。
 


日清ヨーク・担当者:ぜひ1度、コップ1杯180グラムあたり、乳酸菌NY1301株を400億個を含み、腸内環境を改善する「十勝のむヨーグルト」をお飲みいただければ幸いです。長時間丹念に発酵させることにより、滑らかな口当たりや、乳製品のコク、風味、おいしさを引き出した「十勝のむヨーグルト」、あなたのお気に入りの仲間の1つに加えていただきたいです。
 

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ベースのおいしさ、優位性を守りながら、柔軟にフレーバー展開をする「十勝のむヨーグルト」


「十勝のむヨーグルト」の本来の品質の素晴らしさが分かったと同時に、さまざまなフレーバーを展開する理由も分かりました。ベースのおいしさや優位性を守りつつも、柔軟なフレーバー展開を行い、消費者を飽きさせない工夫もしている「十勝のむヨーグルト」。まだ口にしたことがない人は、ぜひ1度飲んでみてください。おいしさはもちろん、お気に入り味に出会えるはずですよ!
 

※「十勝のむヨーグルト」(糖質off)は、「一般食品」になります。本記事で紹介したそれ以外の「十勝のむヨーグルト」は「機能性表示食品」になります。
※グレープフルーツは期間限定発売商品です



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