【M-1グランプリ出番順分析】決勝の何番目に出るのが有利? 最も優勝が多い出番順とは

漫才日本一を決める大会、M-1グランプリ。ネタの披露前ごとにくじを引いてネタ順を抽選する「笑神籤(えみくじ)」が導入されてからは、出番順にも注目が集まるようになりました。そこで今回は、M-1決勝で何番目に出るのが有利なのか分析してみました。(画像はM-1グランプリ公式サイトより)

漫才日本一を決める大会、M-1グランプリ!


史上最多となる6017組を勝ち抜いた9組の決勝進出者が、ついに発表されました。


今回は、決勝の何番目に出るのが有利かなど、M-1の出番順を分析してみました!

 

M-1の出番順に革命を起こした「笑神籤(えみくじ)」

ここまでM-1の出番順に注目が集まることになったのは、2017年から導入された新ルール「笑神籤」の影響が大きいでしょう。


「最後に登場する敗者復活組が、準決勝からの進出組より出順が有利なのはおかしい」と批判されてきた従来の構成を一新。


敗者復活組も準決勝からの進出組と同じ条件で、ネタの披露前ごとにくじを引いて順番を抽選する方式に。
 

初めて笑神籤が導入された2017年に優勝した第13代王者のとろサーモン。出番順は3番だった(M-1グランプリ公式サイトより)


全組が平等になっただけでなく、直前に出番が決まることで、他の賞レースに類を見ない緊張感が終盤まで続くことになりました。


では一体、何番目を引くと優勝に近づけるのか。過去の大会結果を検証してみました。
 

決勝の出番順は「9番」が最も有利

過去16回の決勝における出順ごとの優勝者数を集計したところ、10番が0回、1・2・3・4・5番が1回、8番が2回、そして6・7・9番が3回という結果に。


10番が0回なのは、過去16回中11回は決勝が9組までしかないためでしょう。10番を除けば、出番順は6番以降の後半が圧倒的に有利。


「トップバッターで優勝したのは初代王者の中川家だけ」とよく言われますが、実は2〜5番も1度しか優勝していません。
 

トップバッターで優勝した初代王者の中川家。最終決戦のネタ順も1番だった(画像はM-1公式サイトより)​​​​​


また、最終決戦3組(第1回のみ2組)に残った回数も集計したところ、1・3番が2回、2・10番が3回、7・8番が4回、4・6番が6回、5番が7回、そして9番が10回という結果に。


これらの結果から、最も有利な出番順は「9番」といえるでしょう。
 

最終決戦のネタ順は「3番」が最も有利

ちなみに、最終決戦3組(第1回のみ2組)のネタ順ごとの優勝者数も集計したところ、1番が3回、2番が5回、そして3番が8回という結果に。やはり後半が有利なようです。


最終決戦のネタ順は、第4回まではファーストラウンドの得点順や出番順にくじを引いていましたが、第5回以降は得点の高い順に選べるルールになっていました。


ただし、ほとんどの回で1位が3番、2位が2番を選ぶことになっていたため、昨年の第16回からは自動的に「得点の低い順」になりました。


果たして、今年の出番順はどうなるのか。M-1グランプリ2021は、12月19日午後6時34分からABCテレビ・テレビ朝日系列で生放送。ぜひ観戦してみてはいかがでしょうか。


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