Aぇ! group・末澤誠也の主演映画『mentor』がヤバすぎる! 吉田恵輔監督の“底意地の悪さ”の集大成

『mentor』がヤバすぎる映画でした。末澤誠也が演じた役が精神的に未熟、それどころか「子ども」に見える凄まじさや、吉田恵輔監督の「底意地の悪さ」などを解説しましょう。(画像出典:(C) 2026「mentor」製作委員会)

メンター
『mentor』10月16日(金) 劇場公開 配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ (C) 2026「mentor」製作委員会
この映画のポスターから「ヤバさ」を感じたあなたは「大正解」です。10月16日から劇場公開中の『mentor(メンター)』は、心からそう思える、とてつもなく面白くて、絶対に忘れられない映画でした。

吉田恵輔監督らしい「底意地の悪さ(褒め言葉)」が極まった傑作

何しろ、本作の監督・脚本を手がけたのは『空白』や『ミッシング』などの吉田恵輔監督。詳しくは後述しますが、吉田監督らしい「底意地の悪さ(褒め言葉)」が、今回の『mentor』では「笑うに笑えない(のに笑うしかない)」レベルにまで昇華されており、ブラックコメディというジャンルだけにも縛られていない、良い意味でカオスな感情を呼び起こしてくれる傑作だったのです。

さらなる注目ポイントは、末澤誠也(Aぇ! group)と磯村勇斗のW主演作であること。実質的には綾野剛含めたトリプル主演でもあり、この3人だからこその化学反応、あるいは物語上の良い意味での「不協和音」がとてつもなくスリリングでした。
メンター
(C) 2026「mentor」製作委員会
特に、末澤誠也は映画初主演(6月公開の『映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』にも出演)であることが信じられないほど、後述する極端ながら「いそう」なキャラクターを完璧に体現していたのです。その理由も含め、内容に触れつつ映画の魅力を解説しましょう。
※以下、映画『mentor』の決定的なネタバレは避けつつ、一部内容に触れています。

3人の関係性が、ネタバレ厳禁の予想外の方向へ

物語の序盤で描かれるのは、子どもの頃の花火遊びで顔に大やけどを負わせ、妻を亡くした男性のもとへ、主人公が15年の時を経て謝罪に行くという展開。ところが、相手からは「心配してたんだよ〜!」と抱きしめられ、あろうことか2人は「友達」になってしまうのです。

もう1人の火事を起こした青年は、そんな2人が仲良くしていることに違和感を覚え、拒絶をする立場。それぞれがはっきり火事の「加害者」か「被害者」のはずなのですが、次第にその枠にも収まらない、「普通ではない関係性」を築いていくのです。
メンター
(C) 2026「mentor」製作委員会
「異常」と言って差し支えない(でも部分的には後述するように共感もできる)関係性が、徐々に、そして劇的に変わっていく様が見どころになっていますし、さらにはネタバレ厳禁のとんでもない事態にも発展していきます。その先で、3人がどのような言動をして、どんな人生の道を歩もうとするのか。そのスリリングさを、エンタメとして楽しんでほしいのです
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末澤誠也の「子どもじみた崇拝」は「若者が一度は通る道」なのかもしれない
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