ヒナタカの雑食系映画論 第245回

『ディスクロージャー・デイ』はなぜ賛否両論?「困惑」を前提に楽しむための3つのポイントを解説

日本ではやや賛否両論の評価となっている映画『ディスクロージャー・デイ』。ここではは、スティーヴン・スピルバーグ監督の「意志」を踏まえて、本作を楽しむためのポイントを3つに分けて解説しましょう。(画像出典:(C) Universal Studios. All Rights Reserved.)

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『ディスクロージャー・デイ』 大ヒット上映中! 配給:東宝東和 (C) Universal Studios. All Rights Reserved.
10月1日より『ディスクロージャー・デイ』が劇場公開中です。10月上旬現在、レビューサイトでのスコアは映画.comでは5点満点中3.3点、Filmarksでは3.6点。「大傑作」から「大駄作」まで大きな振り幅があり、まさに賛否両論を呼んでいます。

前置き:賛否両論であっても、とにかく映画館で見てほしい

感想の中でも多く見受けられるのは「困惑」で、「こんな映画だとは思わなかった」という印象が、プラスにもマイナスにも働いているようです。

さらに、映画ファンからは「スティーヴン・スピルバーグ監督の集大成」というように巨匠のこれまでの作品や作家性を踏まえて称賛している声もあれば、「大丈夫?」などと作り手の「狂気」までもが表れたような特徴を心配している意見も見受けられます。
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(C) Universal Studios. All Rights Reserved.
そのように評価が分かれることを前提にしても、それでもなお、今このタイミングで、『ディスクロージャー・デイ』を映画館で見てほしいと願わずにはいられません。

後述する通り本作のメッセージそのものはとても意義深いことですし、本作に否定的な人でもアクションの面白さや演出の秀逸さは認めているところですし、世界でいちばん有名な映画監督であるスピルバーグの「職人」のような「映画の上手さ」は多くの人が感じられるはずです。

また、やや大人向けの作風であることもあってか、日本語吹き替え版の上映館数と回数がごく限られているのですが、会話での情報量が非常に多い作品でもあるので、2回目以降の鑑賞にはぜひ吹き替え版もおすすめします。主人公の1人である気象予報士(エミリー・ブラント)の吹き替えを担当した園崎未恵が「日本語版もキャストスタッフめちゃくちゃ頑張ったので良かったら観て下さい」と言うとおりの、クオリティーの高さにも期待してほしいのです。
ここからは、映画の内容に触れつつ「どういう作風」で「なぜ賛否両論を呼んでいるのか?」、そして「どういう楽しみ方をするといいのか?」、をまとめてみましょう。映画本編にやや踏み込んだ内容となっているので、未見の方はご注意ください。
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「謎が謎を呼ぶ」展開からの「追いかけっこ」のサスペンスに
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