「都内狙い」から「地元志向」へ。偏差値だけではない学校選びの基準
以前の千葉の受験生は都内の学校を目指す傾向が強いといわれていました。今は偏差値の高さや大学合格実績だけでなく、「この子に合う学校かどうか」「面倒見がいいか」を見る家庭が増えています。学校選びのコツは「地元で人気の学校かどうか」を見る点です。地元で志願者が集まるのは、その地域で「あの学校はいい」と口コミが広がっている証拠でもあります。
千葉県全体の私立・国立中学在籍率は、学校基本調査ベースではおおよそ7%前後です。東京ほど高くはありません。ただ、浦安や市川、船橋、千葉市内など受験が盛んな地域では比率が高く、一部の学区や小学校では児童の約半数が中学受験をするという地域もあります。
その中学受験率が高い地域で県内志向が起きているのは、やはり、それだけ千葉の私立中学の魅力が増しているからでしょう。
どんなに広報がうまくても、中身が伴わなければ地元の志願者は集まりません。千葉の第一志望入試に人が集まる背景には、「せっかく近くにいい学校があるから受けよう」という判断があります。
次回は、同じように1月入試が注目される埼玉を見ていきましょう。
この記事の執筆者:
杉浦 由美子
ノンフィクションライター
キャリア20年の記者。『女子校力』(PHP新書)、『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)など単著は14冊。『ダイヤモンド教育ラボ』、『ハナソネ』(毎日新聞社)『マネーポストWEB』(小学館)などで取材記事を寄稿している。趣味は取材。
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