転職活動、“いつから”始めるべき? 2027年から新しい会社で働きたいなら内定・退職交渉は何月まで?

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回のテーマは、「2027年から新しい職場で働くには」についてです。

2027年から新しい会社で働きたい!いつから転職活動を始めるべき?
2027年から新しい会社で働きたい! いつから転職活動を始めるべき?

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回のテーマは、「2027年から新しい職場で働くには」についてです。

(質問)
2027年から新しい会社で働きたい! いつから転職活動を始めるべき?

 

(回答)
2027年からの新しいスタートを見据え、この秋から動き出そうと考えるのはいい選択肢かもしれません。ただ、勢いで転職活動を始める前に、まずは今の職場で不満を解消できる余地がないか、ということも考えてみましょう。これからの時期は中途採用が活発になりますが、入社希望時期によってスケジュールは変わってきます。賞与や円満退職のポイントも含め、自分に合ったペースで進めるための考え方を以下で解説します。


詳しくは以下で解説します。

今の仕事の「いいところ」、本当にない?

新しい環境に挑戦してみたいという思いが強くなると、つい勢いだけで転職活動を始めてしまうかもしれません。しかし、本格的に動き出す前に、1度ゆっくりと現在の状況を見つめ直してみることをおすすめします。現在の仕事に対して何らかの不満を抱えている場合でも、「いいところ」にも目を向けて、同じようにてんびんにかけて現状を判断することが大切です。

例えば、給料には不満があるけれど職場の人間関係はとても良好だというケースもあるでしょう。もし転職をして給与が上がったとしても、新しい職場で人間関係に深く悩むことになれば「前の職場の方が良かった」と感じてしまう可能性もあります。

全く見知らぬ新しい環境に飛び込むよりも、今の職場のままで嫌な部分だけを改善したり、配置転換などを相談したりできないか探る方が、結果的にリスクを抑えつつ理想をかなえられるかもしれません。転職はあくまで選択肢の1つとして捉え、まずは現在抱えている不満に解消の余地がないか冷静に見極めてみてください。

転職までのスケジュールは入社時期から逆算しましょう

また、転職までのスケジュールは入社時期から逆算するのがポイントです。転職活動は一般的に3カ月程度かかることが多く、逆算すると1月入社を目指す場合は11月中に内定、12月頭には退職交渉という流れになります。

もちろん、魅力的な求人に出会えれば、多少タイトなスケジュールでもとんとん拍子に決まることもあります。まずはこうした一般的な流れを把握したうえで、余裕を持って進めたい人は少し早めに動き出す、逆に急ぎたい人は応募や日程調整のペースを上げる、というように自分に合ったスケジュール感で進めていくとよいでしょう。

賞与は「支給後」の退職交渉が安心。ただし損切りの判断も

賞与(ボーナス)は、支給前に退職が確定していると支給なし・減額となる企業もあります。気になる人は、賞与支給後に退職交渉を始めるスケジュールを組むと安心です。

ただし、賞与がもらえなかったとしても、内定先に早く入社した方が長い目で見て得になるケースも少なくありません。生活が困窮するほどの状況でなければ、目先の賞与より未来を優先するという考え方もあります。なお、賞与の支給対象になるかどうかの基準日(査定期間中の在籍か、勤怠締め日か、支給日の数日前かなど)は企業によって異なり、公開されていないことも多いため、その点は割り切るしかありません。

引き止めが心配なら、繁忙期を避けたスケジュールを

全企業が年末に特別引き止めが強まるというわけではありませんが、年末年始が繁忙期にあたる業界、例えば年末商戦に関わる接客業などは、この時期の退職交渉が難航しやすい傾向があります。こうした業界では「3カ月前までに意向を伝えてほしい」と言われることもあり、強行突破もできなくはないものの、タフな交渉は精神的な負担も大きいものです。心配な人は次の3点を意識してみてください。

・可能であれば繁忙期の直前の退職は避ける
・退職交渉は2カ月前を目安に始める、あるいは早めの退職も視野に入れる
・状況によっては有給休暇を消化しきれない可能性も想定しておく

転職活動は、内定さえ取れればゴールというわけではありません。今の職場を見つめ直すところから、スケジュールの逆算、お金の話まで、一つひとつの判断が積み重なって「納得のいく転職」につながります。今回お伝えした内容を1つの目安にしながら、無理のない範囲で着実に準備を進めていっていただければと思います。

三ツ橋 りさ
この記事の執筆者: 三ツ橋 りさ
『type』編集長
2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Woman type』の編集を経て、転職サイト『女の転職type(旧・女の転職@type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。13年04月~15年12月まで『女の転職type(旧・女の転職@type)』の編集長に就任。産育休を経て16年11月より転職サイト『type(旧・@type)』の編集長として復職。19年10月より2度目の産育休を取得し、21年5月に復職。21年6月からtype編集長に就任し現在に至る。   type■https://type.jp/   女の転職type■https://woman-type.jp/ ...続きを読む
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