定年後の再就職を考えても「履歴書に書ける資格や誇れる専門性がない」と不安を感じる50代は少なくありません。
しかし、今の職場で当たり前に使っているスキルほど、自分では価値に気づかず過小評価しがちなだけというケースも多くあります。「戦う土俵」を変えたり人脈を生かしたりすれば、転職市場で貴重な人材として評価される可能性があるのです。
では、自分では見落としがちな経験をどう転職につなげればよいのでしょうか。1万人のビジネスパーソンを取材してきた大塚さんの著書『定年5年前からの「やってはいけない」』(PHP研究所)から一部抜粋し、50代が自分を安売りせず、経験と「ツテ」を生かす方法を紹介します。
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あなたの「当たり前」は環境次第で「強み」になる
今の職場では「強み」と思えないスキルが、別の会社で重宝されるケースがどれだけ多いことか、私は何例も見てきました。
自己評価ではたいしたことがないと感じているスキルも、戦う土俵が変われば、貴重な武器になるのです。
たとえば、3次元CADや3Dプリンター。これらを普通に使えるだけで、年齢に関係なく、転職市場では評価されます。それを「強み」と思えるかどうかが大事です。
元の職場で当たり前に使っていて、日常のルーティンに組み込まれていると、本人にしてみれば「格別、得意とは言えない……」と思っているケースが多々あります。ワードやエクセルが使えるのと同レベルだと勘違いしているだけなのです。
これが、自身を過小評価してしまう人の思考パターンです。
「土俵」を変えれば貴重な人材になる
また、いわゆる「グローバル人材」の転職でも同様のことが起こります。
海外営業系のシニア転職は、首都圏では苦戦するので自信を失いがちですが、地方企業に「土俵を変える」ことができれば、まだまだ需要があります。
海外工場の立ち上げ経験がある技術系・管理系なら、さらに引く手あまたです。
本人が気づいていなくても、貴重なレア人材であることは間違いないので、自社内の評価やフワッとした認識で自分を過小評価しないようにしましょう。



