定年後「ちょっとゆっくり」が命取りに? 再就職を阻む“無計画な空白期間”のリスクと回避策

定年後に「少し休んでから次の仕事を考えよう」とするのは危険? 定年前に考えておくべき「稼ぎ」と「生きがい」のバランス設定を1万人のビジネスパーソンを取材してきた大塚寿氏が解説します。(画像出典:PIXTA)

※本記事で紹介している商品の購入やサービスの利用により、売上の一部がオールアバウトに還元されることがあります。

「稼ぎ」と「生きがい」の比率を決めてみる

まず、定年後の人生設計の3要素「方向・方法・エネルギー」の「方向」の核心に触れておきましょう。

おすすめしたいのが、「ライスワーク対ライフワーク比率」を仮決定することです。

どんな働き方をして、どのくらいの金額を稼ぎたいかには個人差があります。置かれた環境、事情や価値観など十人十色です。

ハッピーなセカンドライフを過ごすには、他人に左右されず、自分の目指す方向をはっきりと定める必要があります。

しっかり手堅く稼ぐ

たとえば、子どもの巣立ちと定年のタイミングが合わないなら、フルタイムでガッツリ稼ぎたいでしょうし、50代のピーク時の年収で60代を全うできれば最高というのが本音でしょう。

趣味や生きがいを大切にする

逆に、預貯金や資産もあり、生活のためのライスワークではなく、誰かの役に立ったり社会とのつながりを維持するためのライフワーク系の仕事に重きを置きたい人もいるでしょう。

また、1カ月のまとまった期間でヒマラヤにトレッキングに行きたいとか、バイクのツーリングやキャンピングカーで全国を旅したいという人は、フルタイムではなく融通のきくバイトを選択するのもアリです。

ガッツリ稼ぎたいのか、やりがいや生きがいに軸足を移すのか。セカンドライフをどのように設計するのかが重要です。

「100対0」ではなく柔軟に考える

ポイントは、「100対0」といった二分割思考にせずに、「80対20」や「60対40」とウエイトを柔軟に考えることです。

数年おきに修正することを前提にしてもかまいません。最初はざっくりと、直感で決めてもよいので、「ライスワーク対ライフワーク比率」の仮決定をしてみましょう。

「趣味と実益を兼ねる」ように、ライフワークでしていたことが、ライスワーク以上に大きな稼ぎを生み出す、うらやましいケースもあるかもしれません。

<ポイント>
人生設計の3要素「方向・方法・エネルギー」の「方向」は、「ライスワーク対ライフワーク比率」の仮決定から導きだそう。

定年5年前からの「やってはいけない」 1万人の体験談からわかった「後悔しない会社人生の終え方」 (PHPビジネス新書)
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著者:大塚寿(作家・エマメイコーポレーション代表取締役)
1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、サンダーバード国際経営大学院でMBAを取得。現在は、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役、オンライン研修「営業サプリ」を運営する株式会社サプリCKO。1万人を超えるビジネスパーソンへのインタビューを行い、著書多数。

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