高学年になって家族時間は変わった? 低学年との違い
前章で紹介した体験を小学生のうちに重ねたいという思いの背景には、子どもの成長とともに、家族で過ごす時間そのものが少しずつ変化している実感もあるようです。
小1〜小3の頃より、家族時間が減った家庭は61%
小1〜小3の頃と比べて、家族で過ごす時間が変化したかを聞いたところ、「やや減った」が49%、「減った」が12%でした。合わせると、家族時間の減少を感じる保護者が6割を超えます。
家族時間の変化は、中学生になってから急に起きるものではなく、小学生のうちから少しずつ始まっている様子がうかがえます。
家族時間が減る割合には男女差も見られる
家族で過ごす時間の変化を子どもの性別で見ると、男子では「やや減った」が53.4%、「減った」が17.2%でした。合わせると、男子の保護者の70.6%が、低学年の頃より家族時間が減ったと感じています。
一方、女子では「やや減った」が42.9%、「減った」が4.8%で、減少を感じる保護者は47.7%でした。女子の方が家族時間を維持している家庭が多い傾向も見られます。
高学年になるほど、子どもの予定や一人の時間も増える
家族で過ごす時間が「やや減った」「減った」と回答した保護者にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「友だちと過ごす時間が増えた」で70.5%でした。
次いで「スマホ・ゲーム・動画を見る時間が増えた」が52.5%、「習い事が忙しくなった」が41.0%と続きます。
休日に「一緒に出かけよう」と誘っても、「友達とオンラインゲームの約束があるから」と断られることが増えました。また、リビングにいる時間よりも、自分の部屋でYouTubeや動画を見ながら一人で過ごす時間を好むようになり、成長を感じる一方で少し寂しくも感じています。(mikaさん / 福島県 / 小6男子保護者)
平日の放課後は宿題や習い事で時間が埋まって、家族でゆっくり話す時間が減りました。休日も友達と遊ぶ約束が増えていって、家族で出掛ける機会が以前より少なくなったと感じます。気付くとそれぞれが別々の時間を過ごしていることが増えて、家族でまとまって行動する日が減ったと実感してます。(ゆいんさん / 兵庫県 / 小6男子保護者)
友達と過ごすことが少しずつ増えていきました。休みの日に家族の買い物に付き合うより、動画やゲームをして1人時間を過ごしたい日もあるそうです。(かふぇねこさん / 東京都 / 小4男子保護者)
学年が上がるにつれて、友人関係や習い事、スマホ・ゲーム・動画など、子どもの世界が広がっていくことが分かります。家にいても一人で過ごす時間が増えたり、休日に友だちとの予定を優先したりすることで、家族でまとまって過ごす時間が減っている家庭もあるようです。



