そこでこの記事では、2026年上半期に民放テレビ局で放送されたドラマの出演者を対象に、ひときわ目を引く好演を見せた女性俳優をピックアップ。作品を振り返りながら、元テレビ局スタッフでドラマライターの筆者が演技の魅力を紹介します。
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「井上真央」が壮絶な人生を歩むヒロインを熱演した『再会~Silent Truth~』
まず、久しぶりの連ドラ出演で素晴らしい演技を見せたのが、1月13日スタートの『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系)に出演した井上真央さんです。井上さんにとって約3年ぶりの連続ドラマ出演となり、テレビ朝日のドラマに出演するのは16年ぶりとなりました。 『再会~Silent Truth~』は、竹内涼真さんが主人公の刑事・飛奈淳一を演じ、横関大さんの作品(講談社)を原作としたドラマ。井上さんは、淳一の初恋相手・岩本万季子を演じました。同作は、幼なじみ4人の人生が、ある殺人事件をきっかけに狂い始める姿を描いたヒューマンラブミステリーです。井上さんが演じた万季子は、美容室を経営しながら一人息子を育てるシングルマザー。とある殺人事件の容疑者となり、初恋相手の淳一と再会することになります。 そんな万季子ですが、学生時代に経験した過酷なトラウマを持ち、大人になってからも運命に翻弄され続ける女性です。
井上さんは久しぶりの連続ドラマ出演でしたが、壮絶な人生を歩む万季子を渾身の演技で体現しました。殺人事件の容疑者となってからクライマックスまでの感情の変化をうまく表現でき、特に繊細な表情の作り込みや女性ならではの芯の強さを見事に演じています。
怪演が得意な「篠田麻里子」が“サレ妻”を熱演
同じく、壮絶な人生を歩む女性を熱演し話題を集めたのが、4月1日からスタートした『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』(テレビ東京系)に出演した篠田麻里子さんです。 水崎綾女さん、篠田さん、矢吹奈子さんがトリプル主演を務め、同名作品(DPNブックス)が原作のドロ沼不倫復讐(ふくしゅう)を描いたドラマとなりました。主人公の3人は、不倫した夫に制裁を与えるために「復讐同盟」を結成。さまざまな方法で社会的に抹殺し、復讐を果たす様子が描かれています。中でも、篠田さんが演じた「復讐同盟」の発起人となる遠藤佳乃が強烈でした。すべての復讐を計画する知能犯の佳乃は、最後に夫と不倫相手への制裁を実施。監禁や暴力行為など犯罪を繰り返し、最終的には夫の性器を切り取ろうと大きな裁ちばさみで襲撃します。 復讐に取りつかれ異常行動を連発する佳乃を、篠田さんは虚ろな目で演じ多くの反響を受けました。さまざまな作品で怪演を見せている篠田さんは、今作でも激しく揺れ動く感情の起伏を丁寧に表現。怖過ぎて面白いとうならせる、圧巻の演技を連発しました。



