世帯年収2000万、「ポテトで満足」だった母の違和感
実は、この「娘が入学早々ディズニーに行くなんて!」と怒っていたお母さま、ご自身も大企業勤務で年収1000万円を稼ぎ、世帯年収は2000万円を超えるハイエンド層。そして、ご自身も私立の伝統校出身です。「私の通った学校は校則が厳しくて、中学の頃は寄り道すらしませんでした。高校生になってようやく、塾の前に友達とロッテリアのポテトをつまむのが精いっぱいのぜいたく。だからこそ、娘が中学1年から大金を使った遊びを『当然』という態度で要求してくることに、どうしても違和感があるんです」
子どもにお金をどこまで与えるかは、世帯年収の多寡ではなく、完全に「家庭の価値観」によります。どれだけリッチな家庭でも、お小遣いをもらえない厳格な親を持つ子どももいます。
「恥をかかせたくない」親が子どものカモになる瞬間
一方で、X(旧Twitter)を見ていると、「娘が同級生とディズニーに行く。お金持ちの子もいるだろうから、恥をかかないように多めにお小遣いを渡した」とポストするアカウントもあります。こういうご家庭は、親自身が私立校の経験がないケースが多く、「私立=金持ちばかりだから、付き合いにお金がかかるはず」と思い込んでいる節があります。
しかし、この「ねだられたら多めに与える」をやっていると、子どもは「うちの親は言えばお金を出してくれる」と学習し、要求のエスカレートが始まります。
何千円もする高級パフェの店に「みんなで行くから、行かないとハブられる」と言い出したり、高額な海外研修に「私だけ行かないのは惨め」と泣きついたり。
こういうとき、親自身が私立出身であれば、「数千円のパフェに付き合わないと仲間外れにするようなグループなら、そのグループに問題がある」と諭したり、「みんな行くって本当? クラスの何人が行くの? こんな高い研修、普通は行かせられない」と冷静に突っ込んだりできるのです。



