気を遣って疲れるくらいなら、「自分が楽しむ」ことを優先する
——コミュニケーションが苦手な人の中には、気を遣い過ぎて疲れてしまうという人もいますよね。小川さん:そうですね。でも、自分が気を遣って疲れているときは、相手も疲れていると思います。もちろん、仕事であれば取引先のつまらない話を聞かなければいけない状況もあるでしょうけれど、プライベートであれば、気を遣い過ぎているということはコミュニケーションが不自然になっているということです。
だからどちらかと言えば、自分が疲れないように、自分が楽しくコミュニケーションができるようにまずは考えるのがいい気がしますね。それで嫌われても、少なくとも自分は楽しいので。自分も疲れて、相手にも面白くないと思われたら、二重で損じゃないですか。
ただ楽しむといっても、自分のしたい話だけをするということではありません。会話の面白さって、互いの興味関心が重なったりして、その2人でしか起きえない化学反応が起きる瞬間にありますよね。それは気を遣い過ぎているとなかなか起きないですし、そういった意味で自分が楽しむって必要だと思います。
全員に好かれるのは無理。「自分が相手を好きになる」方が大事
——また本書では、「人間関係に悩むのは傲慢(ごうまん)である」とも小川さんは述べています。他人の感情はコントロールできないのだから、人から好かれたいなんて傲慢な考えだということかと思いますが、大多数の人はみんなから好かれたいと思ってしまうものです。それを気にせずにいるには、どのようなメンタルの保ち方をされているのでしょう?小川さん:相手から好かれようとするのは、僕からするとナンセンスなんです。嫌われないように気を付けることはできますけど、相手が自分のことを好きになるかどうかは、その人がどういう人生を歩んできて、どういう好みを持っているかに依存するので、こちらがコントロールできることではないんですよね。
でも、自分が相手を嫌いにならないことならできます。結果論として、自分が好きな人は、相手も自分のことを好きでいてくれることが多いと思いますし、自分の感情にフォーカスした方が人生が豊かになる気がしますね。
しかも僕みたいな人は、こちらの顔色ばかりを伺う人があまり好きではないので、全員に好かれようとするのはそもそも無理です。自分が相手のことを好きになるということの方が大事な気がしますね。



