駅南側には今も下町商店街が健在
駅南側は、再開発が進む北口と対照的に、今も昔ながらの商店街が残っています。スーパー「ヨークフーズ」を除けば、小規模な個人商店や飲食店が多く、下町情緒を感じさせます。
中でも「立石仲見世商店街」は、細いアーケードに個人店がぎっしり並ぶ濃密な空間。昼間でもディープな雰囲気で、立石らしい活気に満ちています。
昭和33年創業の「立喰 栄寿司」は、開店前から行列ができる人気店。ネタが切れると早めに閉店してしまうこともあるそうです。
また、中央通り商店街では「えっ!」という店名のカラオケバーも発見。その名のとおり“えっ!”と思わず声が出てしまう個性的な存在です。こうした人間味あふれるお店が今も多く残るのが立石の魅力です。
「グニャグニャ」が特徴の中川を散歩
商店街を抜けると、中川にかかる「本奥戸橋」に到着します。川沿いには遊歩道が整備され、地元の人たちの散歩コースになっています。
中川は都内でも珍しいほど流路が蛇行しており、旧来の自然河川の姿を色濃く残しています。水辺では釣りを楽しむ人やランナーの姿も見られ、地域の憩いの場となっています。
川沿いに進むと「東立石緑地公園」が見えてきます。長さ約30mのローラーすべり台やアスレチック遊具がある人気の公園で、防災倉庫や仮設トイレ用マンホールなどの設備も整っています。



