4:『ノーカントリー』(2007年)
レゼが学校でモヒカンの謎の男の首を絞めるシーンの引用元である『ノーカントリー』は、ギャングの大金を盗んだ男と、彼を追う不気味な殺し屋と、その2人を追う老保安官の思惑が交錯するスリラーです。 乾いた雰囲気からの暴力描写が強烈で、特に殺し屋が「コイントス」で目の前の相手の運命を決める様から、その異常性がはっきりと表れていました。藤本タツキが引用した理由は、「(殺人鬼に)殺される人が足をバタバタさせて靴の裏が削れて線になるシーンがあり、それがすごく好きです。それをやりたかったということしか思い出せないです」とのこと。
ここだけを聞くと悪趣味にも思えるところですが、隠されたレゼの暴力性と戦闘能力を初めてはっきりと見せるシーンとして、とても効果的だったと思います。
5:『スパイダーマン』(2002年)
劇中では、デンジがサメの魔人の「ビーム」に騎乗して戦おうとするシーンにおいて、「天使の悪魔」から「そういうことなの!? 違うんじゃないか!? なんかこうチェーンを腕から飛ばして建物に引っ掛けてさ!」とツッコまれています。これは言わずと知れたアメリカンコミックおよび映画の『スパイダーマン』の移動手段からの引用。ガイドブックによると、本当は「スパイダーマンみたいに移動する」とシンプルに言いたかったところを、「他社様の有名作品だから難しい」という理由で長い説明セリフに変えたのだとか。



