SixTONESの新コント番組『ワロタ!』は面白い? 6人のバラエティー力・コント力を徹底検証!
アイドルグループ・SixTONESの初のコント番組『ワロタ!』が話題を集めています。この記事では、元テレビ局スタッフが同番組の魅力を徹底解説。SixTONESが仕掛けるコント番組が、本当に面白いのか検証します。(サムネイル画像出典:Prime Video公式X)
“平成感強めなギャル”の再現度が秀逸な2本目のコント
2本目として配信されたのは、⽥中樹さんが発案した地球滅亡×ギャルカップルという摩訶(まか)不思議なコントです。このコントには渡辺さんが参加し、重厚な演技を披露してコントの深みを出しました。
内容は、居酒屋で田中さんと渡辺さんが小惑星の衝突の事実を論議する後ろで、ギャルとギャル男がくだらないトークをしているというもの。ギャルは京本大我さん、ギャル男はジェシーさんが演じています。
まず、このコントの核となる、京本さんとジェシーさんの平成感強めなギャルの再現度が秀逸です。2人がギャル語を交えながら怒涛(どとう)の勢いでトークを展開するのですが、聞いていて気持ちのいいテンポのよさを披露。コントでは、役になりきった上でどれだけ個性を出しながら面白くするかが演じるポイントです。京本さんとジェシーさんはドラマや映画で鍛えた演技力を生かし、おかしなギャルカップルを生み出すことに成功しました。
さらに、渡辺さんの高い演技力をムダ遣いするあたりもコントならではの魅力。結果として、企画を発案した⽥中さんのバラエティースキルの高さも光り、素晴らしいコントに仕上がりました。
3本目のコントで光った「森本慎太郎の芸人並みスキル」!
3本目として公開されたのは、ジミー大西さんも参加した特殊部隊・SATをテーマとしたコント。出演したのはジェシーさんを除く5人で、ゲームも取り入れたコントとなりました。突入を待つSATに扮(ふん)した京本さん、松村さん、高地優吾さん(※高ははしごだか)、田中さんが、担務シャッフルのためにアドリブでゲームを行うという内容。森本さんが進行役となり、テーマ性のあるしりとりを行いました。
このコントのポイントは、森本さんの進行力の高さです。メンバーは、追い詰められてテーマから外れた不規則発言を繰り広げましたが、森本さんがうまくカバー。メンバーのコメントに補足を加えながら、見やすいコントに仕上げています。アドリブでゲームが行われているので、森本さんは瞬時にフォローを入れていることになり、芸人並みのスキルを発揮しました。