高地優吾がバラエティースキルの高さを見せた「桃太郎コント」
ここまでタイプの違うコントを見せたメンバーは、4本目として桃太郎を題材とした作品を披露。松村さんが桃太郎、京本さんが⽝、高地さんが猿に扮してコントを作りました。今回の設定は、⻤ヶ島へ向かう道中で猿の異変を巡って巧妙なやりとりをして笑いを生み出すもの。猿に角が生えており、猿が実は鬼かもしれないと気付いた⽝が、なんとかして桃太郎に伝えようとするドタバタを描きました。 大ボケは高地さんが務めたのですが、きび団子をもらう際の「手は洗いましたか?」というセリフをはじめ、とぼけた演技で笑いを演出。表情の作り込みが面白く、高地さんもバラエティースキルの高さを実証しました。また、コント全体としては、猿の角に桃太郎がなかなか気付かないという分かりやすい構成に仕上げています。次回も継続して桃太郎コントが制作されるようで、第2回の配信でどうなるのか必見です。さて、ここまで『ワロタ!』の第1回の配信を振り返りましたが、SixTONESメンバーのコントへの対応力がかなり高いと感じました。メンバーは多くが俳優として活躍しているので演技力が高く、全員の仲がいいからかテンポ感が非常に心地いいのが魅力です。SixTONESがテレビでコント番組を持ってもいいくらい、まとまりがあり笑いもしっかり生み出していたと考えます。
現在は、グループとして冠バラエティー番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)を放送しているSixTONES。『ワロタ!』の配信だけで終わることなく、テレビでもコントを披露する番組を作ってその魅力を見せてほしいところです。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。