
世界各地のコーヒーを味わうことができるのも、万博ならでは。地元在住の旅行ジャーナリスト/フォトグラファーでAll About旅行ガイドの筆者が、万博会場内で飲み比べたアイスコーヒーの中からおすすめを紹介する。
【中南米】パビリオンとコラボした万博限定カップもチェック

【ブラジル館】の外にあるワゴンで販売されているコーヒーは、ブラジル・モンテアレグレ農園産。歴史的に高品質なコーヒー豆を生産することで知られ、多くのコーヒーブランドも採用する。
創業100年の珈琲専門店「ハマヤ」が提供。甘みと香りが長く続く安定のコクと味はもちろん、万博仕様のカップもうれしい。アイスコーヒーは702円。

【アフリカ】コスパいいアイスコーヒーをテイクアウトで

ブルンジスペシャルティコーヒーとして、ブラックコーヒー(ホット・アイス)のほか、ソフトクリームを乗せたコーヒーフロートも提供する。フルーティーでほどよい酸味があり、香り高く後味もいい。アイスコーヒーMは648円、Lは810円。
【中近東】カルダモン香るコーヒーは独特の味わい

他にもオマーン産フランキンセンスの香り漂うコーヒー「オマーン・ルヴァン・ラテ」、デーツシロップが入った「オマーン・デーツ・ラテ」もあり、どちらもアイスがある。900円。
「サウジアラビア」「ヨルダン」といった中東のパビリオンでも、主にホットコーヒーではあるが現地のコーヒーが味わえる。いずれもカルダモン風味で、日本ではなかなか飲むことができない味なので、ぜひ一度試してみてほしい。
【東南アジア】一大産地インドネシア、ベトナムやシンガポールも

実はコーヒー大国でもあるインドネシア。コーヒーは苦みとコク、ほんのりとした後味が特徴。もし気に入ったら、パビリオン内で買ってじっくり味わうのもいい。
また【ベトナム館】では定番のアイスベトナムコーヒー、【シンガポール館】ではパームシュガーのシロップを加えたアイスカフェラテなどを販売。東南アジアでも国によってコーヒーの違いが楽しめる。
【ヨーロッパ】ノルウェー・オスロ発「FUGLEN」が万博にも出店

FUGLENのコーヒーは浅煎りで、フルーティーな酸味とすっきりとした後味が特徴。特に夏にアイスで飲むと爽やかな味わいはうれしい。しかも関西圏でFUGLENが飲めるのは万博のみである。アイスコーヒー850円。
【チェコ館】のテイクアウトコーナーで販売されているアイスコーヒー(600円)は、ドイツの高級ブランド「ダルマイヤー」だ。パビリオンに入らずとも利用できて便利。
万博会場内では無料試飲もチェック

なお、海外パビリオンでアイスコーヒーを味わう際に覚えておいてほしいのは、全てがその国のブランドや産品とは限らないこと。万博での販売価格は一般より総じて高いため、筆者は買う前に必ずチェックしている。
この記事の筆者:シカマ アキ
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。