All About ニュース編集部は6月19〜20日の期間で、全国10〜70代の男女249人を対象に「名門高校出身の有名人」に関するアンケート調査を実施しました。今回はその調査結果から、実は「開成高等学校」出身と聞いて驚く有名人ランキングを発表します。
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2位:岸田文雄(政治家)/63票
2位は、第100代・101代の内閣総理大臣で現在衆議院議員の岸田文雄さん。開成高等学校を卒業し、早稲田大学法学部に進学しています。祖父、父ともに広島県選出の衆議院議員という政治家一家で育ち、大学卒業後は日本長期信用銀行への就職を経て政治の世界へ。被爆地・広島が地元の岸田さんは核兵器廃絶をライフワークに掲げ、総理大臣時期の2022年8月にアメリカで開催されたNPT(核拡散防止条約)の再検討会議で日本の総理大臣として初めて演説を披露しています。
総理大臣を辞職した現在も、自身のYouTubeチャンネルで政治に関するさまざまな動画を投稿し、発信を続けています。6月12日の投稿では、チャンネル登録者数が10万人を超えて運営側から贈られた「銀の盾」開封動画を公開。コメント欄を解放していることも視聴者から高く評価されています。
回答者からは、「実績を積んできたのが納得だから」(20代女性/宮城県)、「良識的で首相になられたイメージで頭のいい方だとは思うけれど、そんなに秀才と知らなかった」(50代女性/奈良県)、「きっと優秀なのだろうとは思っていたが、まさかトップ校の開成とは思わなかったから」(40代女性/埼玉県)、「有名だけど学歴に注目されていなかったから」(20代女性/東京都)などの声がありました。
1位:蜷川幸雄(演出家)/71票

1位は、演出家の蜷川幸雄さん。蜷川さんが進学した当時は、旧制中学として現在の開成中学・高校にあたる開成中学を卒業しています。画家を目指して東京藝術大学美術学部を受験しますが失敗。俳優を目指して劇団に入ったのち、演出家に転身してデビューを果たします。
シェイクスピア作品の演出などが海外でも大反響を呼び、“世界のニナガワ”と称されて世界的に人気を博します。厳しい演技指導で有名な蜷川さんですが、幅広い世代の役者から慕われていることでも知られており、日本を代表する演出家として惜しまれながら2016年に80歳でこの世を去りました。
回答者からは、「演劇界を代表する巨匠が超難関進学校出身というのは驚きです」(50代男性/東京都)、「勉強ができるエキセントリックな学生だったんだなと思います」(50代女性/和歌山県)、「全然知らなかったです。脚本演出をされるので頭のいい方とは存じていましたが、開成出身だったとは!」(40代女性/青森県)、「トータルバランスに長けたかたなので地頭もいいのかなと思いました」(50代女性/和歌山県)などのコメントが寄せられました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は6年。