ニコタマの隣「二子新地」駅には何がある? ローカル商店街と多摩川河川敷でスローライフを過ごせる街

東急田園都市線の“フタコ”といえば、誰もがまず思い浮かべるのは東京都サイドの「二子玉川(別称・ニコタマ)」。対して多摩川を挟んだ神奈川県の「二子新地」はいささか地味な印象ですが、降りると何があるのでしょうか。

住宅街の一角で見つけた「岡本太郎」アート

二子新地の写真
階段の向こうは多摩川
二子新地巡りでの注目スポットは主に河川敷側に集中しているため、今度はこちら側を歩いてみます。
 
二子新地の写真
鳥居+本殿というシンプルな造り
駅から多摩川方向に少し歩き、多摩沿線道路を左折して少し行った場所にあるのは「二子神社」。
 
二子新地の写真
この写真の右隣に意外なモノが立っています
戦国時代、この地域に定住した武将が天照大御神をまつったのが神社の起源とされており、近くにある渡船場や宿場を利用する旅人や商人などに敬われてきました。
 
二子新地の写真
芸術が爆発しそうなフォルム
また、この敷地に隣接して設置されているのは、岡本かの子文学碑「誇り」。神社に近接するのんびりした住宅街の中にあって、このビジュアルはインパクト絶大……!
 
二子新地の写真
住宅街の一角で楽しめる岡本太郎アート
この碑を造ったのはあの前衛芸術家・岡本太郎。小説家・岡本かの子は岡本太郎の母で、母が愛していた多摩川のほとりに、太郎はこの碑を立てました。二子新地のある川崎市は岡本太郎とのゆかりが深く、晩年の太郎が川崎市に寄贈した作品が、現在では川崎市・生田緑地内の「川崎市岡本太郎美術館」で見られます。
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バーベキューもできる多摩川河川敷
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