「亀戸駅」には何がある? カメイドクロックだけじゃない、レトロ商店街と銭湯に恵まれた歴史の深い街
総武線と東武亀戸線の乗り入れる「亀戸駅」は、23区東部でも錦糸町駅や小岩駅に並ぶ繁華街の1つ。亀戸天神社も有名ですが、降りてみるとほかには何があるのでしょうか。実際に行って確かめてみました!
団地周辺にも隠れた買い物&ランチスポット
家の近くにあるとうれしい業務スーパー
亀戸中央通り商店街は亀戸十三間通り商店街の東方向に伸びていますが、反対側の西方向にも「
酒&業務スーパー 河内屋」があり、こちらも普段のショッピングに便利です。
低層部が商店になっているマンションや団地って惹かれますよね
その近くの「
亀戸二丁目団地」は団地内の1階部分に商店街があり、こちらも隠れた散策スポット。「
新鮮市場」という量販店も団地内にあります。
ちょうどお昼だったので、ここに飛び込んでみました
団地内の韓国料理屋「
石焼ビビンパハウス」も発見!
ほかにも参鶏湯(サムゲタン)など、かなり本格的な韓国家庭料理をいただけます
本格的なコムタン定食が身体に染みるおいしさでした。
亀戸駅の北側をぐるりと歩くと、商店街にある個人商店や量販店などの多さに驚かされます。店舗によって品ぞろえや価格帯もさまざまなので、あちこちのお店を巡って情報収集すれば、かなり家計の助けになりそうです。
1000年以上の歴史を持つ神社は「スポーツ」と「大根」が見どころ?
商店街の北の端っこ
亀戸十三間通り商店街をさらに北へ進むと蔵前橋通りにぶつかり、その先は駅周辺と比べて比較的落ち着いた雰囲気の地区になります。深い歴史や由緒のある神社が近距離に2カ所もあるのが特徴なので、亀戸歩きの最後はそちらをのぞいてみましょう。
この裏手が参道
蔵前橋通りをまたいだ先には量販店「
オリンピック」があります。
亀戸天神社の方に比べて、かなりのんびりと歩けます
その左側の「
亀戸香取勝運商店街」は、亀戸のほかの商店街と比べると、どこか静かでおごそかな雰囲気。
いかにも街中の神社という風情
その先にある「
亀戸香取神社」の建立は665年。都内でも浅草寺(628年創建)などに次ぐ最古参格の寺社となっています。
スポーツ推しが神社のあちこちで見られます
御祭神は国家鎮護を司り、刀剣が神格化された武神「
経津主神(ふつぬしのかみ)」。源頼朝や徳川家康など数多くの武将・将軍に信仰され、塚原卜伝(ぼくでん)や千葉周作といった剣豪にも愛されました。転じて現代では、剣豪と同じく強い心身が求められるスポーツ選手達が数多く参拝しています。
最近見直されつつある東京産の野菜
変わった見どころとしては、1999年建立の「
亀戸大根之碑」なるもの。亀戸大根はかつてこの地域で生産されていた大根の一品種であり、普通の大根よりもやや小ぶりな円錐型でビタミンCに富んでいるとのこと。亀戸大根など「江戸東京野菜」は以前こそ忘れられた存在でしたが、現在は再評価やブランド化が進みつつあります。スポーツ選手が亀戸大根を食べて体作りに役立ててくれれば、いっそう江戸東京野菜の普及が進むかもしれないですね。