音楽アワードを無双し、社会現象まで巻き起こした! “最強無敵”なK-POPグループ「EXO」の驚くべき軌跡

2012年にデビューし、今なお大人気のK-POPグループ「EXO」。メンバーそろってのカムバックが期待される中、彼らの驚くべき記録や功績の数々と軌跡、そして音楽の魅力について語ります。※サムネイル写真:Mydaily/アフロ

M世代の韓国エンタメウオッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったニュースについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。韓国エンタメ初心者からベテランまで、これを読めば韓国エンタメに“沼る”こと間違いなし!
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#46のテーマは前回に引き続き、メンバーそろっての“カムバック(新譜発売)”が期待される人気グループ「EXO」について。K-POP第3世代の代表として時代を切り開き、社会現象まで起こした彼らの驚くべき記録や功績の数々と軌跡、そして音楽の魅力について解説します。

【前回の記事「EXOの“センター”で“天才ダンサー”KAIの帰還」(#45)はこちら

まさに無双状態、音楽アワードの常勝グループ

※写真:Mydaily/アフロ
2012年にデビューし、今なお大人気のK-POPグループ「EXO」 ※写真:Mydaily/アフロ
K-POPゆりこ(以下、ゆりこ)前回に引き続き、思い切りEXOを語らせていただきます。私はこれまで数々のK-POPグループを追ってきた、いわゆる“雑食ファン”なのですが、中でもEXOは特別な存在なのです。少しアツくなってしまうかもしれませんが……矢野さん、付いてきてくださいね。

編集担当・矢野(以下、矢野):「EXOのことを教えてほしい」とリクエストしたのは僕なので、覚悟はできています! EXOといえば詳しく知らない僕でも『Growl(ウルロン)』の大ヒットは知っていますし、“いろいろスゴい”伝説のグループというふわっとしたイメージはあります。なので具体的にどのようなところが“いかに”スゴいのか知りたいです。

ゆりこ:まずは分かりやすい数字や功績から。各K-POPアワードにて、デビューから2024年までに160以上の賞を受賞しています。3桁ですよ、3桁。その中でもメインの賞・大賞には23回輝いている。複数のアワードがあるとはいえ、一時期のブームで盛り上がっただけでは決してなし得ない記録です。「Melon Music Awards」「MAMA」「Golden Disc Awards」「ソウル歌謡大賞」という当時の4大K-POPアワードの大賞を制覇した年もあります。

矢野:まさに無双状態……。きっとこれだけたくさんの賞を受賞しているとそうでない曲を探すほうが大変そう。テレビをつけたらあっちもこっちもEXO。“EXO祭り”状態だったのではないでしょうか。

ゆりこ:本当にその通りでしたよ。これまでフルアルバムを7枚発売していますが、全てミリオンセラーです。勢いが落ち着いたかのようにいわれていた2023年に発売した最新アルバム『EXIST』は先行予約だけで約160万枚、発売前からミリオンセラー確定。予約数の自己最多記録を更新しました。『EXIST』、本当に全曲良いんですよ……。私の中の“最高EXOアルバム”も更新されました。
矢野:なんと、発売前から100万枚超え!? 新作で自己記録を更新したというのが意外です。やはり「Growl(ウルロン)時代がスゴかった!」という話を見聞きしますので。実際に『Growl』が発売された当時はどのような感じだったのか気になるんですよ。ゆりこさんはその“現場”にいたんですよね?

ゆりこ:思い出話が止まらなくなるから困るな(喜び隠せず)。矢野さんと読者の皆さんがウンザリしない程度に。それはもう無双していましたよ。向かうところ敵なしとはまさにこのこと。同時期にデビュー、活動していた他のボーイズグループが気の毒になるほどでした。

矢野:その時代はどんなボーイズグループが活動していたのですか?
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EXOが韓国で社会現象となった「ウルロン期」のリアル
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