足立区最大「北千住駅」には何がある? 東西縦横に伸びる商店街&徒歩圏内に銭湯6軒のザ・下町!
東武伊勢崎線や日比谷線などさまざまな路線が乗り入れ、駅ビルの巨大さで有名な足立区の「北千住駅」。通学や通勤での乗り換え利用者は非常に多い駅ですが、降りた先の街中には何があるのか。この記事で詳しく紹介します!
駅から西口へ
駅から西口に出ると、そのまま地上に降りるのではなく、開放感あるペデストリアンデッキが広がっています。
デッキからは
北千住駅前通り(きたろーど1010)のアーケードが見えます。
デッキ上にはベンチに腰掛けている人、待ち合わせや談笑をしている学生さんなど、地域の方々にとって広場や憩いの場としても機能しているようです。
一方、吹き抜け部分のポールに目をやると、豪雨で荒川などが氾濫した際の想定浸水深の表示も。
5.9メートルという数字に驚かされてしまいます。有事の際にはデッキのすぐ下まで濁流が迫るという事でしょうか……。隅田川と荒川の間にあり、かつ土地の大半が海抜0~2メートルほどしかない、北千住周辺特有の事情を考えさせられます。
そびえ立つ「ルミネ北千住」「北千住マルイ」
デッキから駅方向を振り返ると、北千住の駅ビルとほぼ一体化している「
ルミネ北千住」の姿がドーンと迫ってきます。街全体を見下ろす、巨大な壁のごとき存在感はかなりのもの。
それから左を向いてすぐ見えるのが「
北千住マルイ」。このルミネとマルイだけでも、北千住でのショッピング需要を十分に満たせそうです。
北千住マルイの最上階(10〜11階)には「
シアター1010(センジュ)」という劇場・総合文化施設もあります。さまざまな演劇・コンサートなどが行われているので、こうした催しが好きな人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
西口には複数の懐かし商店街が!
北千住駅周辺の特徴は、駅直結の大型商業施設に負けじと、周辺で複数の商店街が元気に活動していることです。
例えば、ペデストリアンデッキを降りてすぐ脇の路地にあるのが「ときわ通り」。居酒屋やカフェ、バーなどさまざまな飲食店と酒場が軒を並べており、「
千住の永見(ながみ)」など、昔ながらの雰囲気が色濃い居酒屋も多々あります。
ひたすら安価な「せんべろ」系のお店や、常連さんと店員さんの人情味あるワイワイガヤガヤな交流など楽しみも多く、気取らず無礼講で飲み明かしたい時はここに立ち寄るのがベストです。
さまざまな地元特化の商店街が並ぶ
また、真っすぐ西方向に伸びるのが、雨の日も安心な屋根付きアーケード街の「北千住駅前通り」。ここには「きたろーど1010」の別名もあり、商店街内に垂れ幕がかかっています。
この商店街にある飲食店・雑貨・ショップ・サービスは膨大なほか、途中には「
ドン・キホーテ」「
イトーヨーカドー」といった量販店も。普段の買い物に非常に便利なスポットです。
しかもこの商店街から横道に入る形で「
宿場町通り商店街」「
千住ほんちょう商店街」「
ハッピーロード商店街」など、さまざまな地元特化の商店街が伸びています。ちょっと横にそれてみれば、意外な名店が見つかるかもしれないですね。
商店街をずっと西へ歩いていくと国道4号に行き着きます。この国道をさらに南へ進んだ先には、北千住周辺の歴史や文化を伝える「
千住宿歴史プチテラス」、京成本線の
千住大橋駅、
東京都中央卸売市場・足立市場、
石洞美術館などが。ちょっとしたロングウォーキングで、いろいろと楽しめる場所がありそうです。