北千住のお隣、「南千住駅」には何がある? JR貨物の物流拠点、駅チカに複数モールで超充実していた
足立区最大の駅・北千住駅。その1つ隣の「南千住駅」は日々の通勤通学で目にするけど、降りたことはない……という人も多いのでは。実は駅東側にはショッピングモールやタワマンが並び、駅反対側には昔ながらの商店街が残る、意外と住みやすい街なのです。
タワマン&並木通り&ショッピングスポットが続く爽やかな東側
南千住駅の東口ロータリーに出てみれば、
街の風景は写真の通り鮮やか&爽やか! 昔の影がある部分など全く感じさせないほど再開発が進んでいます。
荒川区はウィーン市ドナウシュタット区(オーストリア共和国)と交流を結んでおり、その縁で駅東側の広場は
「ドナウ広場」、そこから伸びる通りは
「ドナウ通り」と命名されています。ドナウ通りには複数のショッピングモールや大型ホームセンターが並び、その奥にはタワーマンションが。さながら晴海や豊洲のような立派さです。
ドナウ通りを進んで左手に見えるのは、大和リース所有の商業施設「
BiVi南千住」。ファミリーレストランの「
サイゼリヤ」、カラオケボックスの「
ビッグエコー」、キャリアショップ「
au」「
ソフトバンク」、スイーツを販売する「
銀座コージーコーナー」、クリニックやスポーツクラブなどが入居しています。こちらは市民のライフスタイル・趣味・ヘルスケアに関わるテナントが多い印象。
その奥に続くのが三井不動産グループの運営する「
LaLaテラス南千住」。テナントは「
スターバックスコーヒー」「
ミスタードーナツ」などのカフェ・スイーツ、「
ユニクロ」「
Right-on」などアパレル、ほか飲食店・ドラッグストア・スーパーマーケット・書店・100円ショップなど。施設内に円周状の動線が作られ、その中心が広場になっているおしゃれなスポットです。
反対側の右手に見えるのが「
ロイヤルホームセンター南千住」。3階建ての店内には軽作業・ガーデニング・DIY・アウトドア・レジャーなどのグッズが充実! 駅前にこうした店舗があるとすごく便利ですし、買い物せずとも商品を眺めているだけで楽しくなってしまいますね。
南千住駅の東側には、大きめの商業施設が駅チカに3カ所も展開しており、これらだけで日常のショッピングはほぼ完結しそうです。
鉄オタさん歓喜!? 南千住はコンテナと電車が集まる街
駅東側を代表するもう1つの施設は、日本貨物鉄道(JR貨物)の
隅田川駅。東北本線や上越線などを走る貨物列車の終着駅(始発駅)になっており、前述のように明治時代から物流拠点として発達した貨物駅が、150年以上もたった現在でも現役バリバリということに驚かされます。
駅での取り扱いは貨物列車オンリーなので、当然ながら一般人は利用・入場はできません。無数に並んだコンテナ類や運送トラックの往来を入り口やフェンス越しに見るだけでも、鉄道マニアにとっては目の保養になるのでは?
なお、おすすめの見学スポットは南千住駅の南口を出てすぐのところにある「
南千住駅前歩道橋」。貨物列車の路線が扇状に広がりスケール感を楽しめます。
また、隅田川駅の近くには、東京メトロの車両が整備や組成を行う車両基地「
千住検車区」も。
南千住は鉄道好きにとって見どころの多い街のようです。
団地の先にはランナー御用達の川沿い公園あり
ドナウ通りを抜け、タワーマンションの横を通り過ぎると、その先には数多くの団地が立ち並ぶ汐入の住宅地域となります。 気温高めの平日昼とあって、駅前とは一転して人影もまばら。のんびりした風景が続きます。
団地の1階部分を使用したスーパーや飲食店も点在しており、その中にはかなりリーズナブルな看板も。こうしたお店で、常連さんと店員さんたちが地域コミュニティを育んでいるのでしょうか。平和で穏やかな昼下がりの風景です。
さらに隅田川近くまで歩いていった所にあるのが、川沿いの「
汐入公園」。2006年に開園した都立公園で、「
豊かで多様な水辺と緑に彩られた、活力と潤いのある川辺のひろば公園」を基本テーマとしつつ、大規模災害時に地域住民を保護する
広域避難場所としても指定されています。
こちらは遊歩道兼ランニングスポットとしても整備されており、地面にランニング距離の表示がされています。
遊歩道からの景観は非常に良好で、南を見れば東京スカイツリーが!
対岸の墨田区側には総延長1キロメートル以上という巨大建築・
都営白鬚(しらひげ)東アパートの蛇のような姿も見えます。
そのほか、隅田川をまたぐ水神(すいじん)大橋も、ご覧の通り。
ジョギング・ランニングを続けるうえではコースの雰囲気や走りやすさも大事。汐入公園はまさに最適のスポットでしょう。