『光る君へ』第34話 道長への思いあふれて「若紫」爆誕!「最高にロマンチック」「胸がいっぱい」の声

9月8日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第34話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。9月8日に放送された第34話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。

>前回(第33話)のあらすじはこちら

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

第34話のあらすじ

興福寺の僧らが都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態の収拾に奔走する道長(柄本佑)。一方、まひろ/藤式部(吉高由里子)は物語を書き進め宮中の話題を集めますが、狙いである一条天皇(塩野瑛久)と中宮・彰子(三上愛)の関係は深まらず。彰子の懐妊を熱望し焦りを募らせる道長に対し、まひろは彰子が帝にもっと心を開かねばと話します。

女房たちが道長とまひろの浅からぬ関係をうわさする中、まひろの局を訪ねた一条天皇は物語の続きを問います。一言では語れないと伝えつつ、心中では自分ではなく中宮を訪ねてほしいと思うまひろ。彰子もまた、まひろの局を訪ねて来ます。まひろの物語の面白さも、帝がどこに惹かれているのかも分からないと話す彰子。

まひろは彰子に、帝の顔を見て話してみるよう諭します。そんな折、道長が公任(町田啓太)や斉信(金田哲)ら公達と語らう姿を見た彰子は、道長が声をあげて笑うのを初めて見たと驚愕(きょうがく)。殿御とはかわいいものであり、帝もまた殿御なのだと声をかけるまひろ。彰子とまひろが心を通わせる姿を、道長はそっと見守ります。

一方、斉信の屋敷に続いて道綱(上地雄輔)の屋敷も火事に遭い、敦康親王(渡邉櫂)も体調を崩すなど都では不吉な出来事が続出。道長は彰子の懐妊祈願のため、息子の頼道(渡邊圭祐)とともに、生涯最初で最後の御嶽詣へと向かうことを決めます。その裏で、伊周(三浦翔平)が武者を引き連れ不穏な動きを見せ――。

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

道長への思いがあふれ出し、ついに「若紫」執筆へ

まひろの物語は宮中で広まり、皆が多様な感想を抱くさまも描かれました。もとは一条天皇を思って書いた物語ですが、主人公の“光る君”を誰に重ねるかは「お読みになる方次第」と語ったまひろ。道長から贈られた扇の絵図を眺め、幼い自分と三郎(道長)の出会いを思い出し、「恋しいあの人のそばでずっと生きていけたらどんな人生だっただろう」と思いを馳せます。そして書き出したのは、「源氏物語」の「若紫」の章。

X(旧Twitter)では、「若紫爆誕!」「道長の扇から若紫執筆のヒントを得るまひろが最高にロマンチック」「まひろの道長への想いが溢れる形で若紫誕生(涙)」「紫の上は源氏の最愛の女性で女主人公とも言われる存在。ついぞ“正妻”にはなれず…“紫”の女の複雑な人生の始まり。まひろの生き様とも重なり感慨深い」「第1話で誰もが『これ若紫のあれ!』ってなったシーンからのロングパスでついに!胸がいっぱい」などのコメントが殺到しています。

第35話は「中宮の涙」。道長が頼道とともに向かう御嶽詣の道中に手こずる中、怪しい動きを見せる伊周。一方、一条天皇はまひろに物語の真意を尋ねては、自身の境遇を重ねます。そんな折、まひろは彰子の本心を知り――。

予告では彰子が帝への思いを発露するシーンも。まひろ自身と彼女の書く物語を介して、一条天皇と彰子の心がついに結び合うのでしょうか。目が離せません。

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この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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