『光る君へ』第28話 嫡妻・黒木華vs妾妻・瀧内公美の壮絶バトルを頭上に“まひろ”を想う道長が一途すぎる

7月21日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第28話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式サイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。7月21日放送の第28話では、道長(柄本佑)を巡る妻同士のバトルが話題に。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。

>前回(第27話)のあらすじはこちら

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

第28話のあらすじ

まひろ(吉高由里子)は道長(柄本佑)との子を出産。宣孝(佐々木蔵之介)が賢子と名付け、約束どおりわが子として育て始める一方、道長は入内させた娘・彰子(三上愛)を中宮にし、定子(高畑充希)と后を2人にする「一帝二后」を推し進めます。父・道長の「仰せのままに」生き、己の意思を持たない彰子に、母・詮子(吉田羊)の傀儡(かいらい)として育った自身を重ねる一条天皇(塩野瑛久)。

彰子の立場をおもんぱかるとともに道長との争いは避けたい一条天皇でしたが、定子を思うあまり彰子を中宮にすることへの決心が固まらず。しかし、定子が出家したことで、本来なら后が背負う神事の役割を果たせていないことが相次ぐ天災の原因である、という行成(渡辺大知)の説得が響き、先例のない一帝二后が実現します。

そんな中、道長は妾妻・明子(瀧内公美)の屋敷で体調を崩し倒れます。嫡妻の倫子(黒木華)も見舞いへ訪れ、倫子と明子の火花が散らされる一方、宣孝から道長危篤のうわさを耳にしたまひろ。「行かないで」というまひろの思いが届いたのか、枕元にまひろを夢見た道長は無事回復します。

一方、3人目を懐妊していた定子は、清少納言(ファーストサマーウイカ)や兄・伊周(三浦翔平)、弟・隆家(竜星涼)が見守るなか姫皇子を出産するも、そのまま帰らぬ人となります。かなしい歌を遺して世を去った定子を嘆く伊周は、全て道長のせいだと恨みを募らせ、道長の大事なものを全て奪うと誓うのでした。

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

妻同士のバトルむなしくまひろを想う道長が話題

病床に伏す道長の手を奪い「わが夫がお世話になります」とあえて口にし正妻マウントを取った倫子と、子らを教育し妾妻のプライドをかける明子。2人が火花を散らす中、道長が目を覚ました瞬間に思っていたのは正妻でも妾妻でもない“まひろ”という存在でした。

X(旧Twitter)では、「倫子と明子のバチバチ妻対決こわいよ~」「嫡妻と妾妻との壮絶なバトルが枕元で繰り広げられていても、夢に出てくるのは、やっぱりまひろだった道長w」「まひろの呼びかけで三途の川から帰ってきちゃう道長様、一途の川渡ってらっしゃる」「目覚めた時の『明子にございます』が、道長のうわ言で“まひろ”を知ってしまったからだとしたら…」「まひろに捧げた『心のなかではそなたが一番だ!』が何よりも妻たちは欲しいのに」などのコメントが殺到し反響を呼んでいます。

第29話は「母として」。まひろの娘・賢子は数えの3歳になり、宣孝にもなつき家族で幸せなひと時を過ごす中、任地に戻った宣孝だったが……。一方、まひろを案じた道長は、帰京した為時(岸谷五朗)に子の指南役を依頼するも断られ——。予告動画では「できるかどうか分からないけど」と筆を執るまひろの姿も。彼女の人生にどんな岐路が訪れるのか、目が離せません。

『光る君へ』あらすじバックナンバー

第27話
第26話
第25話
第24話
第23話
 

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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