子育て家庭の4人に1人は洗濯頻度「1日に2回以上」! 子育て家庭の洗濯の悩みを解決する方法とは?

汗をかく季節は、汚れやニオイも気になり、洗濯の量や頻度が増える方も多いはず。今回は、パナソニックが実施した「子どもと同居する20代〜50代の男女1126名に洗濯に関する調査」の結果と、タイパ家事のプロおすすめの洗濯問題を解決する家電を紹介します。

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子育て家庭、4人に1人は洗濯頻度「1日に2回以上」。70%が「部屋干しする機会が増えている」

各家庭の洗濯頻度について聞いたところ、「1日2回」が20%という結果に。さらに、中には「1日3回以上」(5%)という方もいて、4人に1人は洗濯頻度が「1日2回以上」であることがわかりました。「1日1回」の48%を加えると、回答者の73%が毎日洗濯をしています
洗濯頻度を教えてください

続いて、洗濯物の干し方については、昨今のゲリラ豪雨や突風など急な天候変化の影響もあり、70%が「部屋干しの機会が増えている」と回答しました。

昨今のゲリラ豪雨や突風など急な天候変化の中、ご自身の部屋干しする機会が増えていると感じますか

また、「その他の家事と比較し、洗濯の拘束時間は長いと感じますか?」という質問では、「とてもそう思う」(21%)、「ややそう思う」(41%)と、回答者の62%が洗濯は家事の中で拘束時間が長いと感じているようです。

その他の家事と比較し、洗濯の拘束時間は長いと感じますか

洗濯の工程の中でも時間がかかるのが“乾燥”ですが、最も多い洗濯物の干し方については、全国平均で見ると「外干し」(40%)、「部屋干し(自然乾燥)」(29%)、「部屋干し(衣類乾燥除湿機)」(11%)がTOP3の結果になりました。しかし、地域別に見ると降雪地域ほど「外干し」率は低くなるなど、洗濯物の干し方には地域性が色濃く反映されることがうかがえます。

最も多い洗濯物の干し方を教えてくださ

部屋干しが増えていることからもわかる通り、外干しは天候・時間帯に左右されるのがデメリット。昨今の急な天候変化などで、「仕事中や外出中、干している洗濯物が気になる」と回答した方は83%にものぼります。外干し率が高い中で、仕事中や外出中にも気にかけなければならないという精神的に拘束される時間も、身体的な拘束時間とあいまって洗濯の拘束時間の長さにつながっていると言えそうです。

昨今のゲリラ豪雨や突風など急な天候変化の中、仕事中や外出中、干している洗濯物が気になりますか?

一方、天候・時間帯に左右されないものの、部屋干しで困ることとしては、「乾くまでに時間がかかる」(56%)、「洗濯物の部屋干し臭」(53%)、「室内で邪魔になる」(42%)がTOP3となりました。

このような部屋干し臭の発生も影響してか、90%が「洗濯をやり直した経験」があり、中でも半数が「たまにある」、9%は「頻繁にある」と回答しています。
部屋干しで困ることは何ですか? あてはまるものを全てお選びください
洗濯をやり直した経験はありますか?
これらの調査から、62%が家事の中でも「洗濯は拘束時間が長い」と考えている一方で、子育て家庭においては73%が毎日洗濯をし、さらには部屋干しの機会も増えていることがわかりました。

頻度が高い上に拘束時間が長く、やり直しをしている方も多い洗濯。今回、『タイパ家事のプロ』 矢野きくのさんに洗濯の悩みを解決するタイパ家電を教えてもらいました。

62%が「拘束時間が長い」と感じる“洗濯”の悩みをタイパ家電で解決

■洗濯は時間がかかる家事?そのワケは…
まず、外干しの場合、お住まいによっては洗濯機からベランダなど干す場所への移動が大変で、時間がかかることがあります。また、洗濯物の外干しは天気や時間帯に左右されるため、上記の調査結果にもあるように、仕事中や外出中に干したままの洗濯物が心配になるなど、ストレスを感じる時間も多くあります。つまり、外干しによって “洗濯に悩まされる時間” ≒ “洗濯に拘束される時間”は、意外と長いと言えそうです。

一方、部屋干しの場合、天気や時間帯の制約は少なくなりますが、なかなか乾かなかったり、部屋干し臭が発生したりと、部屋干しならではの悩みが生まれます。また、調査結果にもありますが、「室内に洗濯物を干した状態は、室内で邪魔になるし、見た目も良くないから嫌だ」という声も多くあります。部屋干し時間が長くなるほど、この状態が続くため、これらを解決するためにも部屋干し時間を短くしたいと考えている方は多いでしょう。
部屋干し
そして、外干しでも部屋干しでも、洗濯のやり直しが発生するリスクもあります。「外干しをしていたら突然の雨で洗濯物がびしょ濡れになった」や「部屋干しで生乾き臭がついた」など、乾燥に失敗すれば洗い直しが必要になります。そうなると、さらに時間がかかりタイパ(かけた時間に対する効果や満足度)は悪化してしまいます。

■洗濯物は部屋干し×衣類乾燥除湿機がおすすめ!
結論、タイパ良く洗濯するためには、洗濯物は部屋干し×衣類乾燥除湿機がおすすめです。

「天気・時間帯に左右される」、「PM2.5や花粉、黄砂などが付着する」といった、多くの方が感じる外干しのデメリットを部屋干しで解消しつつ、部屋干しのデメリットである「時間がかかる」「部屋干し臭が発生する」を同時に解消することができるのが衣類乾燥除湿機です。

衣類乾燥除湿機は、名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどんなことができるのかわからないという方も多いはず。ここでは、衣類乾燥除湿機のポイントをご紹介します。

・工事不要で手軽に使えて、乾燥スピードが速い
衣類乾燥除湿機は工事不要で手軽に導入することができます。また、一般的に、衣類に水分が残ったまま5時間以上経つと、雑菌の繁殖が進んで部屋干し臭が発生すると言われています。衣類乾燥除湿機は空気に含まれた湿気を除湿することに加えて、風を当て水分の移動を促すため、自然乾燥と比較して乾燥スピードが向上します。

外干しのために、水気のある重たい洗濯物を持って洗濯機とベランダを往復するのが大変という方にもおすすめ。部屋干しにすると家の中で洗濯を完結することができるので、ミニマルかつコンパクトに洗濯ができるようになるのもメリットです。

・梅雨はもちろん、通年で使える家電
衣類乾燥除湿機と聞くと、梅雨の時期に活躍する季節家電というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、室内での自然乾燥より速く乾かすことで、毎日の洗濯に活躍するタイパ家電です。

・一度に大量の洗濯物を乾燥することができる
調査でも4人に1人が「1日2回以上」洗濯をすると回答した通り、子育て家庭は特に洗濯物が多いもの。衣類乾燥除湿機は洗濯物の端まで風を届けることで大量の洗濯物をスピーディに乾燥することができます。たとえば、子どもの学校・部活動関連の「明日も使うので急いで乾かしたい」といった使用頻度の高い洗濯物にも活躍します。子ども用洗剤を使用した別洗いなどで洗濯の回数が多いという場合にもおすすめできます。
また、高温で乾燥させるのではなく除湿して乾燥するので、おしゃれ着などの乾燥にも使用できるのもポイントです。

・洗濯の乾燥はもちろん、家中の結露や湿気対策にも
衣類乾燥除湿機は移動させて使えることが利点で、クローゼット、キッチンシンクの下、靴箱の除湿にも使えるので、1台で家中の除湿に使えるコスパの良い製品とも言えます。
最近は、ランドリールームとして洗濯機を置いているエリアに、物干しバーを設置している家も増えてきたので、衣類乾燥除湿機であればそのような場所にも工事なしで手軽に設置できるのでおすすめです。

これらの理由から、衣類乾燥除湿機は時間のかかる洗濯において、外干し・部屋干し両方のデメリットを解消してくれる、タイパ家電と言えます。

タイパ家事のプロ 矢野きくの
矢野きくの

家事アドバイザー・節約アドバイザーとして、家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、連載などで活動。
時短家事術、シニア家事のアドバイスをはじめ、「防災士」として家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち食品ロス削減をテーマにした講演など
【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。





【調査概要】
●調査地域:全国
●調査期間:2024年4月5日(金)~4月10日(水)
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:子どもと同居し、ご自身で洗濯をする20~50代の男女
●有効回答:1126名(男性:571名、女性:555名)

※参考:パナソニック「2024年 子育て家庭の洗濯に関する実態調査

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