そこで、今回はまだK-POPブームに乗れていない読者に向けて、今から推し活をはじめても間に合うグループを紹介。この記事では女性グループに絞り、大ブレークを間近に控えたアーティストを3組ピックアップして解説します。
新時代のK-POPグループ「NewJeans」は必見!
まず、1組目に紹介するのは「NewJeans」です。すでに、日本の音楽番組に多く出演し、2023年には『第65回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)、『第74回NHK紅白歌合戦』に出演したことで、幅広い世代からファンを獲得しました。2024年6月26~27日には東京ドーム公演を行い、デビューから1年11カ月という海外アーティストの最速記録を打ち立てたことでもおなじみのグループです。すでに大ブレークしているグループではありますが、今から推しはじめても十分間に合います。
そんな「NewJeans」は、ミンジさん、ハニさん、ダニエルさん、ヘリンさん、ヘインさんからなる5人組。2024年6月21日には『Supernatural』で日本デビューを果たしたばかりです。2024年はさらに日本での活動が本格化する中で、ぜひともおさえておきたいグループとなっています。
新しいK-POPサウンドが魅力! 日本のポップカルチャーとも相性抜群
「NewJeans」の魅力ですが、各メンバーのかわいらしいビジュアルはもちろんのこと、1番に推したいのは楽曲です。SHINeeや少女時代のクリエイティブディレクターを務めたミン・ヒジンさんプロデュースのもと、ダンスミュージックを中心としてさまざまなジャンルの楽曲を発表。昔懐かしいアレンジを使いながら、全く新しい形のK-POPサウンドを量産しています。ブレークのキッカケになった『Hype boy』では、EDMの一種であるムーンバートンを基調としたエレクトロサウンドを披露。また、『Cookie』は、アメリカで大ヒット曲を生み出し続けるトラップに通じるサウンドで、海外でも高い評価を受けています。そして、『OMG』はUKガラージや2ステップ、『Ditto』はボルチモアクラブ風のトラックになるなど、音楽好きをうならせるようなサウンドメイキングを行っています。
そして、新曲となる『Supernatural』では、昔懐かしいニュージャックスウィングを大胆に採用。世界的プロデューサーのファレル・ウィリアムスさんの曲をサンプリングして再構築するという、K-POPグループでは過去になかった実験的な作品に仕上がっています。
どの楽曲も、世界中のダンスミュージックを取り入れながら極上のポップサウンドに変換。アイドル性の高い5人がパフォーマンスすることで、なんとも摩訶不思議な、新しいジャンルの音楽を作り出しています。音楽好きこそハマること間違いなしの楽曲ばかりで、今最も攻めた作品を生み出し続けているグループとなります。
ちなみに、日本でのデビューに合わせ、村上隆さんや藤原ヒロシさんとコラボを実現。日本のポップカルチャーとの相性の良さを見せ、さらに活動の幅を広げています。他のK-POP女性グループにはない特殊な売り方をしているので、「しょせんアイドルでしょ」と小ばかにしている人こそ、一度でいいので楽曲を聞き、グループのInstagramをのぞいてみてはいかがでしょうか。