みなとみらいのパシフィコ横浜で「巨大恐竜展 2024」が2024年7月13日に開幕。目玉は世界最大級の竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本で、全長はなんと約37メートル! 大迫力の展示風景など見どころを紹介します(画像は全てプレス内覧会にて撮影)。
「巨大恐竜展 2024」について
同展は、2024年1月にロンドンの大英自然史博物館(Natural History Museum, London)で同館史上最多来場者数を記録した企画展「Titanosaur:Life as the Biggest Dinosaur」の国際巡回展。横浜が記念すべき第1会場目となります。
日本で初めて「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本が展示されるほか、大英自然史博物館所蔵の触ることのできる複製標本や日本国内からも多数の標本を展示。恐竜が巨大化した秘密を解き明かし、恐竜の進化と繁栄の歴史をたどる、5章立ての展覧会です。
見どころ1:巨大恐竜の全身復元骨格標本を間近に観察
何といっても1番の目玉は、世界最大級の竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本です。この化石はアルゼンチンの前期白亜紀(約1億100万年前)の地層から発見されました。全長は約37メートル、重さは約57トン。
同展のために来日した大英自然史博物館 教育普及部長のアレックス・バーチさんは、「パタゴティタン・マヨルムの全長はロンドンの2階建てバス3台分、重さはアフリカゾウ9頭分」と説明しました。
「竜脚類」は約46億年にわたる地球の歴史上で最大の陸上動物とされ、首と尾が長くて四足歩行の大型草食恐竜に分類されます。
福井県立恐竜博物館の主任研究員である関谷 透さん(同展監修者)は、全身復元骨格標本では、この種の特徴である肩甲骨の2本のリッジ(=稜線)や上腕骨の突起などが再現されている、と解説しています。ぜひ迫力満点の全身復元骨格標本をじっくりと観察してください。