高須克弥氏、悪質なデマを広げ“形だけ”謝罪するも非難殺到。一般男性への誹謗中傷に「ドン引き」の声

高須クリニックの高須克弥氏が6月7日にポストした内容が批判を浴びています。不正確な内容にコミュニティノートも付く事態に。(サムネイル画像出典:高須克弥氏公式Xより)

形だけの謝罪をする高須氏

高須氏の最初のポストには、「投稿者の『股間に武器をぶら下げて』という発言は男性器を揶揄していると思われますが、記事で紹介されている大滝洸さんは女性から男性に戸籍変更をしているため、男性器が付いた状態で女湯に入るという事態は起こり得ません」とコミュニティノートも付くなど、間違った情報であることは明らかです。

さらに「【業務連絡】たとえ本人が訂正したとしても、それで誤解が解けるのは高須氏のフォロワーなど限られた人だけで、大多数のユーザーに対しては誤解を招いたままになります。なのでこのリプにノートは必要です」と、多くの人の目に触れる可能性のあるポストのため、「ノートは必要」という“業務連絡”も書かれることになりました。

Xユーザーからも「仮にもTVに出まくってるタレントだってのに、堂々とトランスジェンダーの男性に対して、誹謗中傷してて、現在ドン引きしてます 中傷の内容に関しても、何か気持ち悪い・・・」「勝手な妄想で当事者をdisるのやめた方がいい」「人の気持ち考えられない人間が 医者なの吐き気する」など、非難が殺到しています。

最終的には高須氏は「僕の思いをわかりやすく表現をしてしまい、誤解を生んだようです。大滝様に不快な思いをさせたことをお詫びします」と男性に謝罪しましたが、“不快な思いをさせたこと”を謝罪しているのであって、自身のトランスジェンダーへの差別発言を撤回するつもりはないようです。

コメントでは「違うっしょ ちゃんと文章を読んでなくて勘違いしました、ごめんなさいでしょ」「大滝さんを傷つけた事を心底後悔してほしい」「失礼極まりないですよ」「はっきり誹謗中傷してるのに相手が誤解して怒ってるみたいな文章でワロタ」などの声が上がりました。

ヘイトは心身に悪影響を

この謝罪に対し、男性は高須氏の“懸念”について再び丁寧に返信しています。その中で、「私は あまりにも 現在の一般の理解が 性同一性障害の当事者 = 性犯罪者であるとか、とにかく悪い印象を第一に持たれていることに 大変、大変ショックを受けています」と、高須氏のような考えの人間が多いことに言及し、精神的な影響も吐露。

影響力の大きい人間が、今回のように堂々と誹謗中傷をすることで、さらなるヘイトが起きていくのでしょう。正しい知識を身に付けようとする姿勢のない人間が、自分の感情だけで物事を判断してしまう。その危険性がいかに大きいか。悪質なヘイトやデマに惑わされず、ネットの情報に接していきたいですね。
 
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