オーディション番組出身の「飯沼愛」は経験値がすごい
次に紹介するのは、女性俳優の飯沼愛さんです。飯沼さんは、2021年4月にオーディション番組『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_』(TBS系)で全国9000人の中からトップを獲得。2021年秋には『この初恋はフィクションです』(TBS系)で主演デビューを飾り、さらに『パパとムスメの7日間』(TBS系)でも主演を務めます。その後は、日曜劇場『アトムの童』(TBS系)、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)に出演した飯沼さん。一気に知名度を上げたのは日曜劇場『VIVANT』(TBS系)への出演でした。同作では天才ハッカーの太田梨歩を演じ、豪華な出演者とともに、堂々とした演技を披露。かなりクセがあり特殊な設定の役でしたが、飯沼さんは大胆に演じて大ヒットドラマを支え続けました。
飯沼さんの魅力は、ズバリ物怖じしない性格です。これまでの作品を見ても、どの役でも自然体で嫌味がなく、しっかりと視聴者に届く演技をしています。いきなり大型オーディションを経験していることで、普通の若手俳優にはない経験を積み、俳優として作品に取り組む上で大切な度胸の良さを獲得。2003年生まれで弱冠20歳の飯沼さんは、同世代の若手俳優より何倍も濃い経験を積んでいます。
その経験をしっかり生かし、安定した演技で『VIVANT』でのブレークにつなげました。
7月期はGP帯初主演で“過去の名作”に挑戦!
そんな飯沼さんは、2024年7月期で『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)の主演を担当。1987年に刊行された内田春菊さんのマンガ『南くんの恋人』が原作で、これまで4回もドラマ化された名作となります。『南くんが恋人!?』では設定を男女逆転させ、大胆にアレンジする作品となる予定です。飯沼さんはゴールデンプライム帯の連続ドラマで初主演となり、共演者はFANTASTICSの八木勇征さん。脚本は、大ヒットした1994年版ドラマを手掛けた岡田惠和さんとなり、7月期のドラマの中でも人気作になりそうです。飯沼さんが人気キャラクターの主人公・堀切ちよみをどう演じるのか、高い注目が集まっています。