『光る君へ』第17話 井浦新“道隆”の強烈な最期に「つらい…」「優しいお兄ちゃんだったのに」の声

4月28日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第17話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。4月28日に放送された第17話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。


>前回(第16話)のあらすじはこちら

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

第17話のあらすじ

疫病に罹患(りかん)するも一命をとりとめたまひろ(吉高由里子)は、従者の乙丸(矢部太郎)から道長(柄本佑)が夜通し看病してくれたことを知らされます。父・為時(岸谷五朗)は2人の浅からぬ関係に気付き、世話してもらうよう道長に頼んではどうかと望むも、まひろは受け流します。

道長は都の民を救うべく疫病患者を収容する小屋を建てようと計画。道隆(井浦新)に提言するもすげなく返され、私財と妻・倫子(黒木華)の財産を投入して何とか形にしようと奔走します。そんな中、体調を崩し衰弱し始める道隆。安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に診させると、呪詛ではなく寿命との結論。詮子(吉田羊)は道兼(玉置玲央)と道長を呼び出し、道兼が道隆の後を継げるよう動きだします。

そんな中、まひろの元に、石山参りから疎遠になっていたさわ(野村麻純)が訪ねて来ます。さわはまひろが送り続けた文を写して、少しでもまひろに近づけるように努力していたと語ります。その話を聞き、自身も筆をとらずにはいられないほど心を動かされたまひろ。

先が短いと知った道隆は息子・伊周(三浦翔平)が関白に準ずる職につけるよう一条天皇(塩野瑛久)に働きかける一方、いまだ御子を産まない定子(高畑充希)に子を産むよう叱責。日に日に気を狂わせていく道隆に対し、一条天皇は「道隆が病の間」と条件をつけて伊周に特別な職を与えます。内裏にも疫病の感染者が現れる中、道隆は43歳でその生涯を閉じるのでした。

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

道隆の衝撃的な最期にSNSでコメントが殺到

道長がかつて「まひろの望む世をつくる」と語った約束を覚えていると知り、必死に介抱してくれたことと合わせて心を震わせるまひろ。一方の道長もまひろの体を気にして、従者の百舌彦(本多力)にまひろ宅へ行って様子を見てくるよう命じました。離れてはいても互いを思うまひろと道長の愛が密やかな美しさを醸す一方で道隆の時代が幕を下ろし、今後の政権争いがどう展開されていくのか、道長の天下への道が始まるのか期待が高まりました。

X(旧Twitter)では、道隆の衝撃的な最期が話題に。「死の間際まで抗う道隆。執着という悲しい性」「(死期が近づき)各方面から道を閉ざされ始めた道隆兄上、つらい…」「道隆優しいお兄ちゃんだったのにね。伊周が調子乗りすぎヤローじゃなくてもう少し優秀だったらねぇ」「道隆さま、最後はあんなに横暴だったのに最後の最後は愛する妻の馴れ初めをまた確認して、妻の歌を詠んで死ぬのね。ぽろりと泣いてしまった」などのコメントが飛び交っています。

第18話は「岐路」。道隆の死後、一条天皇は次の関白に道兼を指名。道兼は民のためによい政をと奮起するも、関白就任の日に倒れ7日後に他界。その頃、まひろは訪ねて来たききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)から、次の関白は伊周か道長かで話が持ち切りだと聞かされます。夜、まひろが道長との思い出の場所へ行くと……。いよいよ道長が理想とする政をできる力を得ていくのか、まひろとの関係はどうなっていくのか注目です。

『光る君へ』あらすじバックナンバー

第16話
第15話
第14話
第13話
第12話

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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