自身を認めるようになれたのが参加のきっかけ
実際に会場に来てみた印象については「お祭りって感じですね」と。「男女関係なく、本当にフラットな関係で。お子さんとかもいらして、そういう(LTBGQの)イベントってよりかは、本当にお祭りって感じかなって」。また「友人はイベントの主催の方で活動していたりもして、そこに遊びに行ったりもあります」と、TRPで友人との交流も楽しんでいるよう。人の多さについては「年々増えている」とのこと。
モデル活動を通して、洋服は多様性になってきているんですけど、ブランドとかも、ユニセックスになったり。でも、モデルをする人たちは多様性ではなくて、やっぱりまだ男女で分かれていて、そこが自分も葛藤する部分というか。内面と外見がリンクする表現者になりながら、そこには私自身も多様な表現、柔軟性を持って枠にとらわれない日々を過ごしていきたいな、と。あとは、プロフィールとかも、まだまだやっぱり男女で分かれてしまう。そこを私自身、ちょっとでも力になれたらなっていうのがあって、モデルをやっています。
1万5000人の参加者だった2014年
会場を歩いていると日本語や英語だけではなく、中国語、スペイン語など、本当にいろんな言語が飛び交い、さらに歩いている人も子どもから大人まで、老若男女問わずだ。本当にここまで大きなイベントになったことが感慨深い。筆者が初めて参加した2014年時は、参加者はまだ1万5000人程度だった。2023年は倍以上の24万人に。こんなにも多くの人が参加するイベントになり、日本も徐々に変わりつつあるとは言えるが、それでもいまだ同性婚はできず、同性カップルやセクシュアル・マイノリティらは、差別を受け、困難にぶつかる。
もっと多くの人にこのイベントを知ってもらいたい。セクシュアル・マイノリティについて知ってもらいたい。そう思いながら、今回のリポートを終わらせる。2024年4月21日はパレードがあるため、そのリポートもこうご期待!